白馬に行きました

さて、8月23日(金)に白馬岳に向かいました。
「大雪渓に連れていく」という、前々からの母との約束を守るためでした。

そろそろ老いが感じられる母のために、
1日目は白馬尻まで、2日目で白馬岳山頂、3日目に栂池に下山するという、
かなり余裕のある日程で挑みました。

8:00に新宿を出る「スーパーあずさ」で出発!!
松本で「リゾートビューふるさと」に乗り換えて、
12:30くらいに大糸線「白馬」駅に到着しました。

途中、雨が降ったり止んだり。
「あずさ」からは、鳳凰三山オベリスクは見えましたが、甲斐駒の山頂は拝めず、
八ヶ岳は、姿を確認することができませんでした。
白馬に近づくにつれて、激しくなる雨足・・・本日は美しい常念の姿は見えないのね・・・
と思いながら到着した時には、傘がないとすぐにビショ濡れになる、程度に降ってました。

せっかく来たんだから、行けるところまで行ってみよう!!
ということになり、13:00発のバスで猿倉に向かいました。
だが・・・到着した時には雷が鳴り、雨は弱くなる気配もなく・・・

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一応、30分近く猿倉荘の前で粘って、雨が落ち着くのを待ちました。

一緒のバスに乗っていた5人組さんは、「今日は白馬尻までだから」と言って、
先に出発されました。

Jack&母も、雨具完全装備で歩き始めました。
しかし・・・10分もしないうちに、川の中を歩いているような状態になってしまいました。

振り返ると、母が「これはヤバイんじゃなぁい??」みたいな顔をしていたので、
「どうする? 進む?」と訊いてみました。
アッサリ「帰ろう」と言うので、無理は禁物と引き返すことにしました。

再び猿倉荘の前で、
「猿倉荘に泊まって、明日になったら登るか?」「東京に帰るか?」
とぶつぶつ話し合い、東京に帰ることに決めました。

「こんなに降っちゃったら、雪渓の状態もよろしくなくなるのでは???」
と色々考えて、危ないところに母は連れていけないと判断しました。

そこに、女性2人が鑓温泉の方から下山してきました。
話しを聞くと、「ずっと濁流の道」が続いているようでした。
先発した5人組とすれ違ったそうですが、「ここを行くのは気がしれない」とのことでした。

15:05のバスで白馬駅に戻ることにしました。
運転手さん曰く「今日はこれが最後の運行になるかもしれない」とのことでした。
運行表上では、まだ便はあるのですが、
白馬-猿倉間は雨量が一定量を超えると、ゲートを締めてしまい、
バス、タクシー、一般車のすべてが通行止めになるそうです。
すでに朝から降り続いていて、とっくに制限を超えている・・・
というのが、運転手さんの所感でした。

「このバスを逃したら、帰れなかったのかぁ・・・」って感じでした。
帰路は、場所によっては水がじゃんじゃん流れている道路を進みました。
道路に沿って流れる「北俣入」は、激しい濁流となっていました。

15:30頃、白馬駅に到着。ヤレヤレという感じでしたが、
ここから東京までが長かった・・・