関八州見晴台(かんはっしゅうみはらしだい 771.1m)

2024年2月11日(日) 埼玉県飯能市にある関八州見晴台に行きました。
山ではなくて、展望台です。
それでも、登山口と展望台の標高差は約526mあります。

 

西武秩父線西吾野」駅から歩き始めます。
西武線の南西側は「山っぽい」イメージがありましたが、
北東側は「峠道」のように思っていて、行ってみてガッカリかも・・・
と思っていましたが、全く普通の「山道」でした。

駅から歩き始めて1時間40分ほどで、最初の目的地「高山不動尊常楽院」に到着!
ここで標高608m

関東三大不動尊の一つなのだそうです。(成田山新勝寺 高畑不動尊金剛寺
山奥の寺院なのに、本堂はかなり立派。重要文化財らしいです。

 

本堂の裏手へと道を進み、30分ほどで関八州見晴台に到着です。

名前の由来は、安房、上野、下野、相模、武蔵、上総、下総、常陸の関東八州が見晴らせるからだそうです。

確かに、素晴らしい眺望でした。
秩父の山並みの他、都心方面、丹沢方面もよく見ることができました。

 

下山は来た道を戻りました。
高山不動尊や見晴台の付近は雪が凍っていて、久しぶりに軽アイゼンのお世話になりました。

 

扇山(おうぎやま 1138m)

2023年11月23日(木) 山梨県大月市の扇山に行ってきました。
JR中央本線「鳥沢」駅をスタートして、山谷の集落へと下り、再び「鳥沢」駅へと戻ります。

8:25にスタート。
中央線沿線の山の中でも、登山者には人気のある山ですが、難点は最初の1時間は舗装した道路を歩く必要があることですね。
土日祝日は「鳥沢」駅前から「土の道」が始まる場所まで「ハイキングバス」が運行されますが、
それには乗らずに歩くことにしました。

途中、里山の「秋景色」が見られると思ったので!


そして、9:30に梨の木平から「土の道」をスタート。
つづら折れの道だったので、急すぎず、なだらかすぎず、適度な山道でした。


山頂に通じる尾根は、秋っぽい雰囲気が漂い、


山頂では富士山が「待って」いました。

 

下山では来た道とは違う道を使いましたが・・・
山谷方面と犬目方面を分ける分岐から山谷方面へと下り、順調だと思っていたのですが、
迷いました・・・
ピンクのテープを目印に歩いていたのですが、道なき道へと進んでしまいました。
結局、登山道の終点にたどり着くことはできたのですが、ピンチでした。

下山後に登山口で会った男性に「ダムみたいな堤防があるところを、左に少し登る感じの道を来ました」とおしえられ、
自分でも「間違えたな」と思ったところで、本当に間違えていたことを確認しました。
その男性曰く「ピンクのテープがあった」とのことだったので、ピンクのテープが盛りだくさんだったのかもしれません。

ひとまず、全行程を4時間半くらいで歩いたので(昼食休憩時間を除き)、
コースタイム通りに歩けてはいるのですが、ピンチだったことには変わりませんよねぇ
ピンクのテープを過信してはいけないと悟りました。

馬頭刈山(まずかりやま 884m)

2023年11月3日(金) 東京の奥多摩の馬頭刈山に行ってきました。
JR武蔵五日市線「武蔵五日市」駅から、藤倉行きのバスに乗って約25分、「千足」で下車します。
ここから沢沿いの道を登って、まずは「つづら岩」下にある馬頭刈尾根を目指します。

このコースは尾根に近づくほど急坂になり、尾根にたどり着く直前の40分間がとても厳しいのですが、
コース前半で2本の滝を観ることができるので、その点がお薦めです。

 

2本のうちの1本、天狗滝です。落差は約30mほどで、間近で観ることができます。

歩き始めてから尾根に出るまで2時間くらいかかりました。
そこから東に向かって、尾根を縦走しながら馬頭刈山を目指しました。
尾根は適度にアップダウンがあり、岩で歩きにくい所もありますが、なだらかな所で癒されます。

「つづら岩」下から1時間20分で馬頭刈山に到着。誰にも会わずに、静かな山歩きでした。

 

下山は、馬頭刈山から高明山を経由して「瀬音の湯」方面へ。

11月にしては暑い日でしたが、晴れていたので都心の方までよく見えました。

 

馬頭刈山の山頂からバス停まで1時間35分。

最後に「下界の音」が聞こえ始めて、もうすぐかな?と思い始めてから30分近く歩きました。

「十里木」からバスで「武蔵五日市」駅に戻りました。

本仁田山(ほにたやま 1225m)

2023年10月8日(日) 東京の奥多摩の本仁田山に行ってきました。
JR青梅線奥多摩」駅から大休場(おおやすんば)尾根を登って山頂に至るコースを選びましたが、
この尾根、誰が決めたのだか「奥多摩三大急登」の一つだとか??!

 

8:35 奥多摩駅を出て右へ。「まだ紅葉には早いなぁ」などと思いながら日原川を渡って、舗装された道を40分ほど歩きました。
やっと山道が始まる・・・と思ったら、最初から急坂、そして山頂まで急坂でした。
本当に三大急登の一つなのかもしれない・・・

 

植林の林の中を通っていくのは、奥多摩ではありふれた景色ですね。

奥多摩」駅から山頂まで、約2時間半。

 

お天気がパッとしなかったので眺望は残念でしたが、晴れていたら素晴らしい眺めなのでしょう。

 

お昼休憩もそこそこに、瘤高山を経由して「鳩ノ巣」駅へと下ります。
逆ルートをとっても、そこそこ急坂だと思いました。

 

途中で眺めの良さそうな場所もありましたが、おおよそ林の中の道。

 

下りで、Tシャツにジーンズ、スニーカー、ショルダーバッグという、軽装な外国人観光客と思われる家族とすれ違いました。
奥多摩とは言え、バカにしない方が良いと思うのですが。

 

鳩ノ巣」駅には13:20に到着。運悪く、東京方面の列車は出たばかりでした。
荷物を整理したり、靴を洗ったりしながら30分ほど待って、早々に帰宅しました。

金澤亜希子ピアノミニリサイタル 無言歌

コロナ禍でコンサートに行くこともなかったのですが、
久しぶりに金澤亜希子さんの演奏を聴きました。

10月31日に行われました「金澤亜希子ピアノミニリサイタル 無言歌 ~ドイツリート作曲家のピアノ作品~」
のレポート、というか、ほぼ演奏家さんへの手紙みたいなものです。

小田急線「代々木八幡」駅近くのPachetartのサロンで、昼の部・夜の部それぞれ15名限定で行われたのですが、
Jackは会場に出かけることもなく、YouTubeでのライブ配信で視聴しました。

 

まずは「前菜」ですが、メンデルスゾーンの『無言歌 op.62-3 葬送行進曲』
解説として、同じくメンデルスゾーンの『結婚行進曲』と同じようなリズムの葬送バージョン・・・ということですが、
言うほど葬送っぽくないです。まだ「続き」がある・・・みたいな雰囲気なので、
『試練』みたいなタイトルの方が良いように感じました。

 

つづいて「魚料理」はシューベルトの『即興曲 op.142-4 ヘ短調
全2巻8曲のうちの、最初の曲と最後の曲が演奏されました。
まず一曲目。こちらの方が、葬送っぽくないでしょうか?
ヤコブの梯子でも降りて来そうなノリです。
アルペジオちっくになるところは、死者の生前の記憶が走馬灯のように流れている感じですね。
途中で曲の感じが暗くなりますが(その手前でミスった? 聴き間違いかな)、弾きっぷりも追い打ちをかけるようになります。
こういうところは金澤さんっぽいと思われます。
段々とおおらかになるのは、天国の門が近くなるからでしょうか。
そして音の量がガクんと減って、ペテロの前に立たされた感じで終わる。

もう一曲は最初の曲よりも「旋律」的です。
金澤さんっぽい」という解説がありましたが、
Jackの所感では、鍵盤の上を左右に手が走るタイプより、ガンガンと上からたたきながら、
顔芸なしで、弾き切る感じの方が「金澤さんっぽい」かな・・・

途中、途切れ途切れな感じになったり、速くなったり、再びなだらかになったりと
目まぐるしい感じが満載ですが、こういうところはシューベルトっぽいのかな?
「ロマン派です!」的な演出が施された曲作りと言いましょうか、
言いたいこといっぱいあります、でも表現しきれません、みたいな雰囲気が練り込まれた曲調。
そして、怒涛な感じで一気に終了。
全部言い切れないし、まとめるのも面倒だし、もう止めちゃえ、みたいなもんでしょうか。
とは言え、金澤さんシューベルトは聴きやすいです。

 

そして本日の肉料理はブラームスシューマンの主題による変奏曲』
シューベルトと同じ「ロマン派」に分類されるのだと思います。
曲全体を通して、放出、抑圧、激、緩と雰囲気は変わると思うのですが、シューベルトやリストに比べて「演出的」ではなく、
真に感情的で、ブラームスこそが「The ロマン派」のように思えます。
Jackの勝手な言いぐさとしては、恐らく、金澤さん向きの作曲家ではない・・・
「演出」感が溢れている方が合っているのではないかと想像します。
あくまでJackの感じ方なのですが、金澤さん自身が感情を出して弾くタイプではない・・・ので、
ブラームスの想定よりも、ずっと理性的な演奏になったのでは? と想像します。
配信による鑑賞ということもあると思いますが、音量の変化が感じにくく、
起伏のある演奏ではあるものの、単調に聴こえてしまいました。

 

今回はドイツリート作曲家が作ったピアノ曲で構成されたリサイタルということで、
サロンのピアノは、ドイツのメーカー:シュタイングレーバー&ゼーネ (Steingraeber & Söhne)だったようです。

YouTubeの配信は素晴らしく、聴衆の咳払いやちょっとした物音も聴き取れて臨場感満載。
1週間見放題・聴き放題ということで、
もう少し、金澤さんの悦に入ったフリをしている「顔芸」を楽しもうと思います。

雑司が谷七福神めぐり

1月6日(月)に「雑司が谷七福神」巡礼に行ってまいりました。
その時のお散歩日記です。

雑司が谷七福神は、「寿老人」の代わりに「吉祥天」が参加している七福神で、
雑司が谷駅池袋駅近辺の五つのお寺、一つの神社、一つの一般ビルの敷地内に祀られています。
(調べたところ、五つのお寺はすべて日蓮宗のお寺でした。)

詳細は、一般社団法人豊島区観光協会HPの「雑司が谷七福神めぐり」を参考にしてください。

所在地情報:
 大黒天: 鬼子母神堂 豊島区雑司ヶ谷3-15-20
 恵比寿: 大鳥神社 豊島区雑司が谷3-20-14
 毘沙門天: 清立院 豊島区南池袋4-25-6
 吉祥天(寿老人の代替): 清土鬼子母神堂 文京区目白台2-16
 弁財天: 観静院 豊島区南池袋3-5-7
 布袋尊: 中野ビル 豊島区南池袋2-12-2中野ビル1F
 福禄寿: 仙行寺 豊島区南池袋2-20-4


都電荒川線改め「東京さくらトラム」の「鬼子母神堂前」駅に到着したのは、午前10:40でした。
そこから鬼子母神堂に向かって進むと、右側に「雑司が谷案内処」という情報スペースがあります。
ここで七福神巡り用の「色紙」(¥500)を購入しました。
七福神めぐりに有りがちですが、スタンプラリー感覚で朱印を集めることができます。
(各寺社の御朱印とは別の、無料の七福神スタンプになります)

色紙はこんな感じ(下はスタンプラリー完了後)

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雑司が谷七福神は通年公開なので、この時期でなくても巡礼できるのですが、
やはり松の内は、それなりの人出がありました。
周囲の人たちと同じように巡るのが何故かシャクだったので、
案内の矢印を無視して巡礼してきました。(無駄な反抗心?)

 

まずは、清立鬼子母神堂の吉祥天に向かいました。
吉祥天だけ文京区にあります。

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続いて、鬼子母神堂前駅方面に戻るのですが、途中で、毘沙門天がいる清立院に寄ります。
このお寺は雑司が谷霊園に接しています。

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鬼子母神堂前駅近くまで戻り、さくらトラムの線路沿いにある大鳥神社で恵比寿天に会います。
一応野ざらしではない、屋根つき恵比寿。

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ここから大黒天がいる鬼子母神堂はすぐです。
正面の参道を進んで、大黒堂は本堂に向かって右手にあります。
こちらは室内でお参りできます。

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大黒堂に向かって左手の道から敷地を出て、まっすぐ進むと弁財天がいる観静院。
小さなお堂なので、七福神の赤いのぼり旗がなかったら、わからないかもしれませんね。
ざらし弁財天。

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次は布袋尊です。
弁財天のいる観静院の隣というか、すぐ近くに威光山法明寺という立派な山門のお寺があるのですが、
その山門に向かって、敷地の左側面にある細い道を進んで行きます。
東通り」という道に出ますので、そこを左に折れて50mくらい歩くと、
右側の「中野ビル」の前で、布袋さんが笑っています。

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布袋尊をお参りしたら、そのまま道を進み、最初の角を右に折れ、
道が行きどまったら再び右に折れて、すぐ左。
ふつうのビルに本堂がある仙行寺の一階に、福禄寿が祀られています。

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福禄寿の周囲が暗く、フラッシュを使うのも気が引けて、綺麗に撮影できませんでした。
残念・・・

 

巡礼が終わった時点で午前11:05。ここから池袋駅はすぐです。
お手軽に回れる七福神でした。