3つの協奏曲 vol.9

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます・・・

HZMのコンサート!! 3つの協奏曲 vol.9

   (参照サイト)金澤亜希子の音楽室 


今年のお品書きです。

メンデルスゾーン : ピアノ協奏曲 第1番  ソロ:金澤亜希子 伴奏:彩香~Ayaka~

ガーシュウィン : ラプソディ・イン・ブルー  ソロ:彩香~Ayaka~ 伴奏:近江秀崇

ベートーヴェン : ピアノ協奏曲 第5番 『皇帝』  ソロ:近江秀崇 伴奏:金澤亜希子

今年のプログラムに載っている3人の写真は、全部「睡眠中」の写真でした。

今年は例年とは違う会場に出かけました。⇒ B-tech Japan Tokyo(虎ノ門

さらに、コンサート終了後の打ち上げにも参加してしまい、
その場で、演奏家の方々には適当に毒を吐いたので、
今年は、ブログ更新せずにいようと思ったら、
「期待している」と、目に見えた社交辞令が飛んできたので、
やっぱり「毒」な内容で書くことにしました。


【一言要約】こんな曲あったのね?! メンデルスゾーン
メンデルスゾーンユダヤ人なので、本国では遠まわしに避けられている?
それとも、大した作曲家ではないので、演奏家の選択肢から外されている?
・・・生誕100年祭も、あまり盛り上がらなかった・・・

それはさておき、メンデルスゾーンのピアノ協奏曲なんて知りませんでした。
第1番ということは、2番、3番もあるのかしらね?

ソロ演奏は金澤さんですが、
このコンサートの前にアイスランドに行って、雪で道路封鎖、レンタカー故障にて、
帰国が数日遅れたことにより、練習時間が少なくなってしまいました。
完全には仕上がっていなかった・・・と言ってよいでしょうか?
まあ、良かったです。うん! 第3楽章
初めて聴いたので、現状でのBest演奏なんですよ!


【一言要約】これって「ジャズ」なんですかね? ガーシュウィン
ソロ演奏は彩香ちゃんですが、ズバリ「遅いよ」
速いところは、もっと速くないとなぁ・・・
近江氏の伴奏が、「さわやか」過ぎてガーシュウィンっぽくない。

ガーシュウィンの曲は、ジャズというよりミュージカルか映画音楽か、
そのようなイメージに近いと思っています。
なので、場面の切り替わりととも、曲のテンポも変わるような感じで捉えています。
オーケストラ版の演奏を聴くと、ミュージカルのワンシーンが頭に浮かぶような気がします。
まあ、ジャズという言葉で説明したとしても、鑑賞型のモダン・ジャズじゃなくて、
スウィングの効いた「踊る」ジャズを想定しているのではないかと思うんですけどね。

ところで、演奏テクの話しですが、間の取り方というか、「ため方」というか、
音量が多くなる部分の表現方法とか、
聴衆に訴えかける部分が、クラシックっぽくて、「うざい」
クラシックの演奏家は、聴衆に「聴かせよう」とするから、
この曲は、やっぱり「踊らせる」方向で行くべきではないでしょうか?


【一言要約】やはり天才だった ベートーヴェン
近江氏の演奏は、ベートーヴェンでもさわやかです。
時に、「ねちっこい」ベートーヴェンも聴いてみたい気がします。

『皇帝』は有名な曲ですが、多くの人の記憶に残っているメロディは、
第1楽章のオケ・パートの部分と思われます。
なぜなら、ピアノの部分は「打楽器的」なので、
メロディとして残りにくいから・・・Jackの推測です。

ピアニストにしてみれば、技巧的で聴かせどころと思っているところでも、
聴衆は大して感動しない・・・違うかな?

ピアノ・パートで記憶に残るのは、第1楽章ではなく、第3楽章ですね。
この部分を聴き、1曲目に聴いたメンデルスゾーンと比較すると、
ベートーヴェンって、やはり天才だったんだなぁ・・・と思えてきます。

この曲は有名な曲で、聴く頻度が高いせいか、Jack的にも気に入っている箇所があります。
第1楽章の終了間近のところで、ピアノもオケも、感情的に徐々に高まっていくような部分があり、
(短い部分なのですが)そこが、いちばん好きなんですね。

二台ピアノで、ちゃんと再現できるのかな?
と思っていましたが、なるほど、それらしく聴こえるものですね。
ナハハ・・・


来年は10周年ということで、ちょっと、大きめの(?)企画の予定もあるとか・・・
何かと期待できそうですね!!

さて、今年のブログ更新もこれにて終了
皆さま、良い御年をお迎えください。