またまた今年も行ってきました。
今年はmy母が一緒に行きたいと言い出して、「コブつき」による鑑賞となりました。
お品書きは、以下。
◆ベートーヴェン「ピアノ協奏曲 第1番」 近江秀崇/伴奏:金澤亜希子
◆ラヴェル「左手のためのピアノ協奏曲」 新井彩香/伴奏:近江秀崇
◆サン=サーンス「ピアノ協奏曲 第2番」 金澤亜希子/伴奏:新井彩香
今年は、サン=サーンスのみをCDで予習して、
他2曲はぶっつけで拝聴しました。
ベートーヴェンって、リズムで曲を作ってますよね。
交響曲第5番(運命)の出だしみたいな、「ダダダダァ~ン」って感じが典型。
他にもパーカッシブな曲がたくさんあります。
「ピアノ協奏曲 第1番」もそんな感じでした。
2台ピアノ・バージョンで聴くと、よりパーカッシブになるような気がします。
やはり、ピアノは「打楽器」なんだと、あらためて実感。
ベートーヴェンの曲は、「音量の切り替わり」が重要だと思っているのですが、
それは、パーカッシブゆえかと。
極端な大音量+小音量というのではなく、何段階かに音量が切り替わってくれるとうれしいです。
切り替わらないと、打楽器のソロを彷彿させて、若干辛い・・・
しかし、ベートーヴェンの時代のピアノ協奏曲を2台ピアノで聴くと、
主役をオケパートに盗られてしまう感じですね。
2曲目になるときに母と席を交換して、彩香ちゃんの手が見えるようにしたのですが・・・
失敗した・・・前席のおじさんが落ち着きがなくて、やたら動く。
首の運動は別の場所でやってほしいです。体を揺らすな!
音が悪くなるわけではないですが、気が散る!
そしてラヴェルの「左手・・・」ですが、予習していかなくて失敗した・・・
これは、じっくり聴いたら面白い曲だと思います。
これから「復習」しようと思います。
しかし、おっさんが邪魔だった。
受付でもらったプログラムには、「ジャズの要素が見られる」的な解説がありましたが、
確かに、言いたいことはわかる。
それでも、ソロとオケの間にジャムセッション的な仕掛けがあるわけではなく、
「何やらジャズ的な雰囲気がある」といった感じですかね。
そして、おっさんがウザかった。
そんなわけで、3曲目が始まる前に、再び席替え。
パフォーマー金澤の顔がよく見えるようにして、準備万全。
サン=サーンスですが、ここ1ヶ月の間、毎日聴いていて、
とても金澤亜希子向きだと思いました。
出来栄えは・・・ふふふふ、って感じ。
この曲も、ある意味パーカッシブですね。
なので、ソロとオケとで、もっと音量の切り替わりがくっきりしていると
良かったかもしれません。
ソロとオケの間のスリル感から考えると、
こちらの曲の方がジャズ的と言えるかもしれません。
第2楽章までは、金澤さんの顔を見ていたのですが、
第3楽章は、見ないで拝聴。思わず「手に汗握って」しまいましたよ、ハハハ。
今年はプログラムの裏表紙にハンガリー語がなくて残念でした。