霧訪山 3

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登りがずっと急勾配でしたので、下りも当然ですが急勾配。
母は登山口に「ご自由にお使い下さい」とばかりにおいてあった木の杖を借りてきていたので、
慎重に歩いてくれれば、まあ、なんとかなるだろうと思っていました。
心配なのは父。
妙に強がって大丈夫なふりをしますが、
足がつって歩けなくなったり、転んだり・・・
杖を使えば良いと思うのですが、体裁が悪いのか持ちたがりません。
見栄っ張りでこまります。

この山は松茸山らしく、所有者さんが厳重に登山道の脇にロープを張って、
「進入禁止」を強調しています。
特に急な坂の部分には、このロープの脇に鎖がつけてあったり・・・
恐らく登山用の鎖だと思います・・・
これも「進入禁止」の目印でしょうか??

まあ、とりあえず、父はこのロープや鎖を使って、
慎重に歩いていました。
なんとかトラブルなしで下山できそうです。
途中、登ってくる人に8人ほど会いました。
こんな小さな山ですが、地元では有名なのだと思います。
信仰の山ですし。

信仰の山と一口に言っても、修験者の修行場であったり、
講が形成されるなど、山が信仰の対象として強く崇められたり・・・
霧訪山の場合は地元の氏神のような位置づけなのでしょうか???
名前は「霧が訪れる山」ですから、
おそらく小野の集落にはこの山から霧や冷気が降りてくるのでしょう。
なんとなく神秘的ですね。

とりあえず両親ともに怪我もなく下山できました。
10:10でした。
コースタイムでは「下り50分」ということでしたが、40分で歩いてしまいました。

ところでこの山では、ゴールデンウィークの頃に登ると、
オキナグサという花に出会えます。(写真1・2枚目)
山頂にしか咲いてない上、この山では絶滅が危ぶまれています。
他にも色々と花多き山でした。
一昨日アップした紫の花はシハイスミレだと思います。
本日の三枚目はフイリシハイスミレではないかと!

小じんまりしてますが、見どころが多い山でした。