蓼科山 その6

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下りはJackが最後尾につけました。
将軍平までの下る母は「慎重極まりない」、とでも言いましょうか。
ゆっくり一歩一歩下っていきます。
転んで怪我をされても困るので、そのまま好きなペースで歩かせました。
そうしているとJackは自分のペースで歩けないんですけどね。

この時間になると、将軍平までは急な岩場(写真一枚目)は頂上を目指す人ばかりです。
親子連れが多く、運動靴の軽装の人も結構います。
明らかに普段は登山とは無縁の人が登ってきていて、急な岩場に息があがっています。
とりあえず、「頂上にまで登れば、登っただけのことはありますよ。いい眺めだし!」
と励まして、こちらは下り道・・・

山頂から将軍平まで、たっぷり40分かけて下りました。
蓼科山荘(写真二枚目)に到着。
予定通りにここでアイスを食べることに・・・
甘いもの嫌いのJackですが、エネルギー補給だと思って一つ食べることにしました。
Jackはここでコレクションしているピンバッジも購入!400円でした。
なるべくピッケルがデザインされているバッジを買うことにしてます。
しかし、ピンバッジのコレクション・・・有りがちな、芸のないコレクションです。

10:55に下り始めることにしました。
母が小屋前に置かせてもらっていた杖をさがしましたが、ありません・・・
山荘の前には男女7名くらいで登ってきていた中高年のグループが休んでいました。
良く見るとそのメンバーの一人が杖を持って上に登っていきそうな気配です。

「すいません、それ、こちらで使っていたものなんですが・・」と言って返していただきました。
さらに「頂上に行かれるんでしたら、杖は持っていかないほうが良いですよ」と一言。
母を安全に下ろすために杖を返していただきたい気持ちが半分、
頂上に行くとなると本当に杖は邪魔になるので、助言の気持ちが半分といったところでしょうか。

小屋番のご主人がこのやり取りを聞いていて、
「小屋にあるのをもう一本だしておきましょうかね!」と
奥から同じような杖を出してきました。
ご主人のナイス配慮でした。ありがたや!

しかし中高年のグループはその杖を使わずに登っていかれてしまいました。
まあ、下からあの岩場を見たら、杖が邪魔になるというのはウソでないとわかると思いますが。

すると父が
「この杖借りていこうかな・・・」と手にとって、
「返すのは登山口でいいのかな?」などと言っています。
足腰が弱っていることを自覚しているようです。