青梅丘陵 2

次なる目的地は、コース途中にある「辛垣城址(からかいじょうし)」でしたが、
ガイドブックによれば、コース本道からそれて
城があった山頂をピストンすることになるようでした(往復で30分くらい)。
 
しかし、変な名前の城だ。
攻めてきた軍勢がからかわれた気分になるのでしょうか?

登り口まで行ってみて、気が乗らない場合は通過するつもりでした。
到着すると(9:30)、手書きの表示があって、
ピストンではなく、回り道のような感じで山頂にいくことができるようです。
本道を歩くよりも10分ほど余計にかかるみたいですが、その程度。
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Jackは、歴史は好きですが、「歴女」ではないし、
「城ガール」のように、城にこだわりがあるわけでもないです。
土塁派ですか? 石垣派ですか? と問われても、特にポリシーもなく…
Jack的には、「城攻め」の必要はなかったのですが、
まあ、見られるものは見ておこう! といった感じでした。
(テント派ですか? 山小屋派ですか? の質問には答えられそうです)
 
行ってみたものの、自然の山の形なのか、遺構なのか、まったくわからず…
これが空堀かしら??? という感じでした。
山頂は平たいだけで、何もありませんでした。(9:40)
江戸以降に採石場として使用されたようで、大したものは残っていないようです。
 
唯一知っている単語は「土橋」でしたが、どれがどれだか見当もつかず。
これかも??? と思ったものをカメラに収めましたが、最近整備された道かもしれません。
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解説板があって、現在では堀切や竪堀(たてぼり)くらいしか残っていないとか…
って言うか、竪堀って何? 堀に「たて」やら「よこ」やらあるのかい?
気になったので、帰ってきてから調べました。
便利なサイトがあったので、ご興味のある方はどうぞ → 城址の用語解説
本道に合流したのは9:50。たった20分の城攻めでした。
 
歩き始めたときから思っていたのですが、このコースはトレランの人が多い。
Jackと同じ方向に進む人はほとんどいませんでしたが、
何人ものランナーとすれ違いました。
こうした楽に歩けるハイキングコースは、トレランにとっては都合が良いのでしょう。
 
コース中にはいくつものピークがあって、巻道もしっかりあります。
トレランの人たちは巻道利用で、
律儀にピークを踏むようなコース取りはしていないようです。
この辺が「歩き」と「走り」の違いのようです。
そんなわけで、Jackはちょこちょこ休憩するのに、ピークの上を選んでいました。
 
辛垣城址から本道に戻り、いくつかの眺めの良い場所を通り過ぎ…
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三方山というところに着きました(10:25)。
山頂には、「歩き」の男性が一人いらっしゃいましたが、
青梅駅から歩かれたのですか?」等、簡単な挨拶の後、先に進まれたので、
Jackは居残って休憩しました。
 
一人で休んでいると、あまりに静かで急に怖くなり、
このまま誰かに背後から忍び寄られて、殺されたら…とか、
山岳ミステリーにありがちな「山頂密室」の設定を思い出しました。
殺人現場とするには、ショボい山頂ですが。
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三方山を出発して(10:32)本道に戻ると、すぐに「歩き」のハイカーに会いました。
「歩き」だけど巻道を利用されていました。
ピークを踏むのは天邪鬼な人か、Mの人だけなのかもしれません。
 
コースは半分を過ぎました。あとは下るだけかしら?