建築・国立応用美術館

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ハンガーのフォークロア、中世ロマン主義、インド・ペルシャなどのアジア様式が融合し、
建物自体が芸術的な美術館・・・・
ハンガリーを代表する建築家・レヒネル・エデンの代表作の一つ、「国立応用美術館」です。

地球の歩き方 '05~'06』によれば、レヒネルが初めて既存の歴史的様式を打破した作品だとか。
美術館といえばアテネの神殿スタイルのイメージが定着していたところ、
彼は釣鐘型の大ドームを設計するなど、既成の概念とは異なった建物を造り上げ、
「初めての歴史的様式によらない美術・博物館」として、「ジプシー王の宮殿」というあだ名があるそうです。
(このあだ名は名誉あるものなのでしょうか???)

まあ、外観はそんな感じですね。
内側から見ても、天井の窓の形とか・・・ちょっと変わってます。
材質的なことを言いますと、しっかりジョルナイ陶器の技術でハンガリーの厳しい気候に対応して開発された「ピログラニット」が使われています。
当然ですがジョルナイ・タイルをふんだんに使用。
屋根の緑のタイルがエオシン釉タイルであるというのは言うに及ばず。
尖塔には鳥や植物を模したオブジェがあって、「そんなの地上からは見えないジャン!」って感じです。
まあ、レヒネルは執念の仕事人ですからね。