建築・カルヴァン派教会

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ブダペストのヴァーロシュリゲティ・ファショル(Városligeti fasor)にあるカルヴァン派教会です。(住所はキラーイ通り(Király u.)だったかもしれません)
ちなみにヴァーロシュリゲティは旅行ガイドなどでは「市民公園」とされています。
ファショルは英語でavenueです。
キラーイは「王」という意味です。

基本的にハンガリーカトリックの国です。
が、新教の教会もあります。
その他、セルビア正教会などのオーソドックス教会や、日本ではほとんどなじみがないであろう「ギリシアカトリック」教会などもあります。

新教は主としてカルヴァン派とルター(ルーテル)派に分かれると思いますが、
ここでご紹介するのはカルヴァン派の教会です。

設計はトランシルヴァニア(現ルーマニア領)に生まれたアールカイ・アラダール。
1913年に落成。
当時新しく開発された強化コンクリートを導入しています。

Jackが行った時は鍵がかかっていて中に入れませんでしたが、
内側は伝統的な幾何学模様をモチーフに、ジョルナイのタイルをふんだんに使っているようです。
幾何学模様だけでなく、動植物の意匠もあるあたりはレヒネルの影響かもしれません。

写真二枚目のタイルは、もちろんジョルナイタイル。
50×50cmの正方形タイルと直径45㎝のタイルが貼られています。

この建物の見どころは、「新しいタイル技術」と「伝統的な意匠」の掛け合わせ!と言えるでしょうか!