脳血管障害

Jackは週に3~4回の割合でジョギングしてます。
かつては1時間くらい走ってたのですが、最近は忙しくて30分くらい。
コースはなるべくアップダウンが多くなるように設定してます。

夏は朝5時くらいに起きてgo!
夕方だと日が沈んでも、アスファルトからの熱気が耐えられないのです。
冬は夕方!
早朝は暗くて、時々車に恐い思いをさせられるからです。

丁度この時期に走る時間を夕方から早朝へと変えます。
今週月曜日、朝5時に起きたら雨が降ってました。
しかたなく夕方でかけました。

いつものコースを走っていると、おばあさんが道に座り込んでます。
Jackは夕方のジョギング中、このおばあさんをよく見かけます。
足が悪くて、左足に補助具をつけていて、杖をついてます。
いつもは介護センターの送迎車から降りるところを見かけるので、
おそらく日帰りのケアを受けて帰宅したところなのだと思います。

Jackが走っていくと、そのおばあさん、
「すいません、立たせてください。転んでしまったもので」・・・
Jackは介護や付き添い支援なんぞの経験がなかったので、
転んでいる人を起こしたり、補助したりするのは不慣れです。

とりあえず、
「起こしたら、ご自分で体を支えて立っていられますか?」と訊きました。
大丈夫だというので、後ろに回って、
おばあさんのわきの下に自分の腕を入れて、立ち上がらせました。
どうも悪いのは足だけではないようです。
左半身の動きが悪く、左手の自由もきかないように思えました。

「このまま一人で立っていられますか?今杖を拾いますけど」
と訊きました。大丈夫だと言うので、
おばあさんの体からゆっくり離れる感じで、杖を拾おうとしました。
これが良くありませんでした。

おばあさんはバランスを崩して、後ろに転んでしまいました。
Jackはビックリして、「大丈夫ですか?どこも打ってませんか?」
と訊きました。
幸にもお尻から落ちたので、ケガはないようです。
休まなくても、すぐ立ち上がれるというので、再度挑戦。

今度は転んでる姿勢のまま、近くのフェンスまで移動。
最初は引きずると服が汚れてしまうかと思って、Jackは躊躇したのですが、
これはそんなこと言ってられない状況です。
壁際で立ってもらって、自由になる右手で体を支えてもらっている間に
杖を拾う作戦です。
(後から考えたら、起こす前に杖を持っていてもらうのも手でした)

今度は上手く行きました。
おばあさんは何度もお礼を言ってくれましたが、
Jackの不注意で転ばせてしまったので、Jackとしては後味悪く、恐縮でした。

「もしかしたら、お年寄りは、あんな感じで骨折するのかもしれない・・」
と帰る道々考えました。
変な怪我なんかしてなければ良いけど・・・

帰宅するとJack母がバリバリお菓子を食べながら、PCでゲームやって遊んでました。
Jackが思わず、
「あんたねぇ、その自堕落な生活改めなさいよ!ブクブク太って、
そのうち高血圧で、脳血管障害かなんかで倒れるわよ!
それで半身不随とかの後遺症が残ったらどうするわけ?
介護するの誰だと思っているの?
あんたのその巨体、抱き起こしてたりしたら、
一度や二度ならいいけど、毎日じゃ、私の腰がやられるわぁ」
とまくし立てたのは、言うまでもありません。