求めるものが違うようで

8月に赤城山に行った時、面白い方に会いました。
 
その日は大沼の周囲でマラソン大会が開催されていましたが、
午後には何事もなかったように、静かになりました。
 
山を下りたJACKは、ビジターセンターの前で帰りのバスを待っていました。
そこにTシャツ・半パンツにデイパックを背負った男性が現れました。
JACKが登山の格好をしていたのに気がついたのか、
赤城山に登ったのか?」と尋ねられました。
 
話してみると、その男性は、
ラソン大会の10㎞の部に参加した後、
黒桧山を登山口から頂上までピストンしたとのことでした。
 
すごい体力だな~と思いました。
フルマラソンにもよく参加されるとのことですが、
ジョギングなどのトレーニングが嫌いで、練習の代わりに登山をするのだそうです。
 
とにかく早く歩くことが信条のようで、
山を楽しむ・・・という感じではないようでした。
 
今年の夏は夜行で尾瀬に行き、鳩待峠から至仏山尾瀬ヶ原を通って燧ヶ岳に向かい、
見晴新道から登り始めたのだが、飲み水が切れて、頂上を目の前にして引き返し、
大清水まで歩いて、日帰りしたとのことでした。
 
頂上を前にして、惜しくないのかしら???
それも天候が原因ではなく、飲み水不足で引き返すとは・・・
 
また、上高地から前穂高に登り、奥穂から涸沢、そして上高地
一泊して西穂高岳をピストン、
また上高地に一泊して、焼岳に登って帰宅したそうです。
 
稜線上に泊まったほうが、山を満喫できると思うのですが、
山小屋は混んでいるので嫌なのだそうです。
かと言って、テントを持つと荷物が重くなり、
早く歩けないので、これも嫌なのだそうです。
そんなわけで、上高地に二連泊・・・マジで?
 
一回に歩く距離が普通じゃないなぁ、と思いつつ、
自然を楽しむというより、もっぱらトレーニングが目的で、
山に入っているようでした。
トレラン競技に出ればいいのに!
 
JACKとは求めているものが違うようで、
色々な人がいるもんだ! と思いました。