むらかみ2

その後の村上茶報告です。

「お湯の温度を極めること」
これが、このお茶を美味しく煎れる第一歩と心得、再度挑戦しました。
今度は少し熱めにしました。

日本茶、特に煎茶・玉露はお湯の温度が大切です。
中国茶や紅茶は沸騰したお湯を使用し、蒸らし時間はパッケージに従えば、
そんなに失敗しないのですが、日本茶のパッケージにはそのような指示はありません。
お湯の温度で蒸らし時間が違ってくるからでしょう。
日本茶の場合、お湯は汲み置きを沸かす方が良いそうですが)

Jackは日本茶を煎れる時には時計を見ないことにしています。
これは、お湯温度と時間に連なる「カン」を鍛えたいからです。
つまり「通」ブリたいんですね。
バカです。

さて、少し熱めで試したところ、やっぱり失敗。
熱湯では煎れたくありません。
甘味が出てこないように思われるからです。
さらに必要以上に渋みが出てくるのもイヤです。
Jackはどちらかというと、煎茶は甘味重視。
見た目もさっぱり系より、トローリ系が好きなのです。
「甘味」と「トローリ」を考えると、お湯の熱さにも限度があるような気がしてならないのです。

さらにこのお茶、ニ煎目がやけに美味しいのです。
急須の蓋を開けて確認すると、一煎目でかなり葉は開いているように思えます。
しかし注がれる水色は濃くなく(上品な感じ)、粘りも少ない感じ。
味もアッサリです。
そして二煎目でかなり濃い色になり、味は渋くなく美味しい・・・

このお茶を手渡す時、N子嬢は言いました。
「なかなか、開かないんですよ。コツは入れ替える時に、前のお茶を捨てずに、つぎ足すことです」
この方法はなんと言うのですかねぇ?
「つぎ茶」でしょうか?Jack母の実家では「くち茶」と言っていますが・・・
古い葉を捨てない・・・ちょっと抵抗があるんです。
でもそれが最良の方法でしょうか?

しかし葉が開いているように見えて、味がなかなか出てこない。
これはこのお茶の特徴かもしれません。
いっそ、二煎目に期待して、一煎目は薄味でガマンするか?
しばらく模索が続きそうです。
こんなことしてたら、100gなんてあっという間ですよ。