むらかみ

Jackはこう見えても(どう見えても?)「お茶派」です。

ある一部の知り合いからは、酒派のように思われている感もありますが、
晩酌の習慣はありませんし、かえって飲酒後はお茶に対する味覚がいかれたと感じてしまうので、
夕食時にお酒は頂かなくて良いと思っています。

さて、学校の後輩で、Jackにとっての「節約お嬢様」でいらっしゃるN子さんは、
新潟県村上市の出身です。
最初この話しを聞いたとき、Jackは「村上」から
「鮭」も「村上牛」も日本酒の「〆張」も思い浮かばず、
ただ、ただ、「村上茶」を連想するばかりでした。

N子さんがGW中に帰省すると聞いたので、
「100g1,000円程度の煎茶を買ってきて!あっ、新茶は避けてね!」
とお願いし、昨日その品をgetいたしました。

かつて何かの頂き物で一度だけ飲んだことのある村上茶・・・
東京ではあまりお見かけすることもなく、
無理に入手しようとしなかったので、これがほぼ村上茶初体験とも言えます。

今回買ってきて頂いたお茶は
「常盤園 (有)村上製茶」のお品です。パッケージには
「「村上茶」は、春先、寒暖の差が激しい気候によりまして、香り、旨味、甘味の豊かなことが認められております」と、あります。
えー、えー、甘いお茶だということは聞いておりましたよ。

甘いお茶・・・カテキンよりもテアニンの顔が良く見えるお茶、ということでしょうか。
さっそく開封! 色は・・・光ってますよぉ!「より」も細かく、いかにも良さげなお茶です。

Jackはお茶を開封したら、飲む前に、少し食べてみることにしています。
Jackが飲みなれた(食べなれた?)、贔屓にしている某静岡茶は、
噛んでいると、甘味がでてきます。
Jackの中で、美味しい煎茶の標準はこの飲み付けた(食べつけた)静岡茶となり、
初体験のお茶は、この静岡茶との比較で判断が下されます。

ちなみに初めての場合は100g1,000円程度にて、比較してます。
新茶の判断はJackには難しいものなので、比較の際には用いないようにしてます。

早速、モグモグ・・・
確かに、甘いです。それも二口噛んだくらいで甘味がでてきました。
(先入観が味覚に影響したのでしょうか?)
しかし奥歯の付近に結構はっきりした渋みが残ります。が、「藪北」っぽくはありません。

まあ、とりあえず煎れてみましょう。
お湯の温度は、まずいつもの静岡茶を入れるときより、少しぬるめで実験!
お茶の甘さはテアニンの支配下!ぬるめで、ジックリやらないと出てこないはずです。
とにかく、手順はいつも通りに!

けっこう待ったつもり。そして、湯のみに注入!
なんとなくサラッとした感じ・・・こんだけ置いたのにトロみは出ないの??
一口、ゴクリ・・・こんなもんかぁ???
急須の中の茶葉を確認・・・けっこう開いていると思うんだけどなぁ・・・???

なんか、想像してたのと違う感じだぁ・・・
まあ、初めてのお茶だし、入れ方を工夫する余地ありってことかな?
と思いつつ、ニ煎目を入れました、
「こんどは「湯冷まし」は使わなくていいよね!」
そして熱めをゴクリ・・・

「なっ・・・なんだぁ、美味いぞぉ・・・??!」
トータル的に美味しいじゃないですかぁぁ!
っていうか、甘味のことばっか気になって、
お茶が渋みと甘味と香りと湯加減の総合芸術品であることを忘れてました。
「村上茶は甘いお茶」という先入観が邪魔してました。
多少甘さが強調されたとて、煎茶なんです。
番茶の温度では煎れるべきでありませんが、玉露の温度でも煎れるべきではないんです。

もしかして、このお茶かなり美味・・・・
とにかくまずはお湯の温度に関しては一考すべきです。
これに応じて蒸らし時間を検討しなくてはいけません。

このお茶は家族には飲ませません。Jackの個人飲用品としたく思います。