洗茶

お茶のことを2回連続で書いてしまったので、別の話題も書いておこうかと思ったのですが、
「tea wave 176」さんから頂いたコメントに乗せられて、引き続き「お茶ネタ」です。
ちなみに「tea wave 176」さんのブログは、Jackブログの「お気に入り」に入ってますのでね!
Jackのおふざけブログと違って、素敵なお茶に出会えます。

さて、「洗茶」ですけどね・・・
中国茶を召し上がる人にとっては、珍しくない行為かと思います。
お茶を煎れる時(工夫茶器でも、茶壷でも、蓋椀でも道具は関係なく)、一煎目を捨てるんですね。
ゴミなどを取り除いたり、葉を開きやすくするための行為です。
中国茶は硬く「まく」というか、「よって」あるので、言われて見れば合理的な方法かもしれませんね。

中国茶は製造・発酵方法等の違いから、
青茶・緑茶・黒茶・紅茶・白茶・花茶などに分けられるようですが、
Jackがよく飲むのは、烏龍茶のような青茶茉莉花茶ジャスミン茶ですよ)のような花茶
そして紅茶、ごくごくたまに緑茶も飲みます。

Jackのやり方として(あくまで個人的に)青茶(特に烏龍茶)は洗茶しますが、
紅茶や緑茶では実施しません。
さらに烏龍茶でも美味しい(値段もソコソコの)お茶を頂く場合、
ゴミなんかついてないだろうから、不要かな?と思っていたら、
今年の冬にいただいた、「へいちん茶寮 ブレンド813番」のパッケージにも
洗茶するよう指示があり、味や値段とは関係ないことを痛感させられました。
ちなみにこのブレンド813番は花茶に入るのでしょうね。(http://www.heichin.com/)
洗茶することで、香りが流れてしまいそうで、そーとー抵抗ありました。
でも洗茶後も美味でした。
ちなみに不味いジャスミン茶にぶち当たった時は、進んで洗茶しています。

Jackにとって美味しい中国茶は、やはり緑茶なんです。
「tea wave 176」さんも飲んでいる「龍井」は・・・高すぎて手がでません。
飲んだことはありますよ。でもそれだけさ。
さっぱりした感じの台湾の方の烏龍茶でごまかしてます。(緑茶とはまったく別物ですよ)

ちなみに黒茶の代表とも思われるプーアル茶は、ある時を境に飲めなくなってしまいました。
それ以後は、ちょっと似た感じのする、ラプサンスーチョンという中国紅茶にしています。
(全然違うと言われても、反論はしません。所詮Jackの舌程度の味覚ですから)
何故飲めなくなったかは、
平野久美子著『中国茶 風雅の裏側―スーパーブランドのからくり』文春新書(平成15年)
という本を読んだからです。
ご興味のある方はどうぞ!

ちなみにこの本を読むと
「大紅ほう」や「龍井」が何故そんなに高価になるのかも、ちょいと理解できるようになります。
単に生産量の問題とも違います。

そー言えば、村上茶ですが、洗茶してみたんですよ・・・
なんかコツがつかめなくて、洗茶後のお茶と通常の煎れ方を用いた時の二煎目では、
後者の方が美味しかったです。
もう少し、通常の煎れ方で試行錯誤してみることにします。