剱岳 1

今年の夏は・・・というか、今年の夏も体調を崩し、
仕事も忙しく、最悪なことに7月は山に行くことができませんでした。
8月もお盆休みもないままに、後半に突入。
それでもなんとか、今年の目標(課題?)だった剱岳に行ってきました。
 
夜行バスの予約はほんとギリギリ、
「あと、残2席でした」と言われて、滑り込みセーフ。
8月26日(木)の夜、室堂にむけてGo! しました。
 
あと2席と言われていたのに、何故かJackの隣には誰も座らず、
2座席使って、比較的楽な夜行でした。
 
室堂には朝7:00ころ到着。
本日は4時間ほど歩いて、剣山荘まででストップ。
室堂ターミナルで、朝御飯に持参したおにぎりを食べながら、
ゆっくり出発の準備をしました。
 
ちなみに予定は、
◆1日目 : 室堂 → 雷鳥平 → 別山乗越 → 剣山荘
◆2日目 : 剣山荘 → 剱岳 → 剣山荘
◆3日目 :剣山荘 → 別山乗越 → 新室堂乗越 → 雷鳥平 → 室堂
という感じ。
 
剣山荘に連泊するのは、歩きの配分を考えてのこと。
天気予報では、連日「午後にわか雨!」だったので、
午後の歩きを控えることにしました。
剣山荘に予約した時、「土曜の夜は混雑すると思います」と言われましたが、
覚悟を決めて、2泊することにしました。
 
そんな感じで、室堂を出発。8:00
みくりが池温泉の前を右折!
左折してもよかったのですが、去年歩いた道をなるべく避けるために右折。
温泉の建物の裏から、別山乗越が見えました。↓
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稜線上に剱御前小舎も見えます。
ひとまず、あそこを目指します。
 
雷鳥平に下る道で、男性を何人か追い抜きました。
何人か抜いた時、初老の男性から「今日はどちらまでですか? 雄山ですか?」
と訊かれました。
「剱です」と答えると、「じゃあ、同じですねぇ」とのこと。
「どこに泊まるんですか?」と訊くので、「剣山荘です」と答えました。
すると、これまた一緒のようです。
 
こちらが単独で、剱岳は初めてだと言うと、
その人も初めてのようでしたが、
なんでも去年、目の前で断念されたとかで、入念に情報は収集されているようでした。
「一緒に行きますか?」というので、「では、お願いします」と答えました。
すると・・・
「では、メンバーを紹介しましょう」とおっしゃいます。
「へっ??」って感じでしたが、どうやら、それまでに追い抜いた男性がみなメンバーのようです。
 
それは4人のパーティーでした。全員60代の男性です。
浄土川を渡ったところで、ひとまず自己紹介。
さらに、剱岳に登った日はどこに泊まるのかと訊かれました。
剣山荘に連泊する予定だと言うと、
それではもったいないから、ロッジ立山連峰に泊まってはどうか、
と勧められました。
その人たちもそこに泊まるようです。
 
ロッジ立山連峰雷鳥平にあって、もしそこに泊まるとすると、
剱岳を下山した後、別山乗越を越えて、今いる場所にまで戻って来る必要があります。
この件については、ひとまず保留して歩き始めることにしました。
 
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浄土川
 
Jackはゆっくり歩いていたのですが、男性4人との間隔がどんどん開いてしまいました。
最初の休憩の時に、「ひとまず、別山乗越まではマイペースで!」となりました。
 
雷鳥坂の3/4くらい登ったところでと、大きな荷物をしょった単独の女性を抜かしました。
その女性に「今日はどちらまで?」と訊かれたので、
「今日は剣山荘に泊まります」と答えました。
「あら、剱に行くのね。じゃあ、同じね」と言われました。
よく見ると、夜行バスで通路を挟んで隣に座っていた女性です。
歳は50代後半くらいでしょうか。
 
「そちらは、今夜は剱沢のキャンプ場までですか?」と訊くと、
そうだ、とのこと。
テント泊だと、荷物が多くなりますよね。
 
別山乗越には10:37に到着。
途中でおしゃべりをした時間もあったので、
差し引くと、室堂から2時間半。ほぼ予定通りでした。
 
剱御前小舎の前からの剱岳は、すでにガスがかかっていました。
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