棒ノ折山 2

登山口から小沢峠までは15分ほど。
ここから尾根歩きのスタートです。
 
そもそも今回は「草木や花を愛でる」をテーマに登ったわけなんです。
昭文社のガイドブックに、
「小沢峠から黒山まで道でカタクリの花が咲く」とあったので。
 
それでは実際の登山道の状況は・・・
静かな登山ができるというのは「がせネタ」ではありません。
整備された道はありましたが、ここ最近、あまり人は通っていないようです。
 
また、大きな木が倒れて、登山道をふさいでいる所がいくつもありました。
「木って、一冬の間にこんなに倒れるもんなのね!」って感じで、勉強になったくらいです。
一回、遠くの方に黒い毛むくじゃらのような物体が見えて、
「く、く、熊???」と思ったのですが、動く気配もなく、
近づくと、倒れたばかりの木の根だとわかりました。
「根っこ熊」と名付けました。そう名付けて数えたくなるほど、たくさんの木が倒れていました。↓↓↓
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あらかじめ地形図で確認した限り、歩く尾根にはいくつかピークがあったので、
そのピークを踏んで登り詰めていくのだと想像していました。
実際の登山道は、ほとんどがピークを巻くようについていました。
よって「アップ・ダウン」の道ではなく、
「少し急な坂を登ったら、次はほとんど平らな道」という感じで、
徐々に高度を上げていく感じでした。
 
確かに、冬の間になまった体を起こすための、
春一回目の登山には丁度よかったのかもしれません。
しかしカタクリは・・・どこにあったのかわかりませんでした????
 
さらに、標示が少ないので判断に困る場所がいくつかありました。
まだピークを巻きながら歩いていることに気がついていなかった頃、
急にT字路のようなところに出て、左に行くと斜面を下り、
右に行くと斜面を登るようになっていました。
標示はなく、足元に測量用の赤い杭があるのみ・・・
踏み跡は、左右のどちらにもあるような、無いような・・・荒れた感じでした。
 
勘を頼りに右へ! 「とにかく登ってやれ!」と思って進みました。
「尾根から離れちゃなんねえぇ!」というのが、登ることにした根拠です。
良く見てみると、周辺の木にやたらと白いペンキがついています。↓↓↓
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このペンキを頼りに歩きました。
5分も歩かないうちに、ちゃんと踏み跡のある道に出ました。
こんな感じの箇所が他にもあって、始終ドキドキしながら歩いていました。
 
久しぶりの登山とあって、まじめに(?)休憩を入れながら歩きました。
一時間ごとに5~10分。
いつもはほとんど無休憩で歩いてしまうので、今回は”メリハリ”をつけた歩きを心がけました。
 
小沢峠を出たのが9:25、
黒山までの中間地点にある長久保山(標高686m)で10:22、
黒山(標高842..3m)には11:11に到着しました。
山頂からはこれから登る「棒ノ折山」が見えました。↓↓↓
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歩いてきた方の道を振り返ると、高水三山と思われる山や、
川苔山らしき山が見えました。
川苔山の頂上付近は、まだ雪が残っている感じです。
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