立山三山 5

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剱御前小舎は稜線上にある小屋なので、水の確保が難しい環境にあります。
雨水を溜めているので、蛇口をひねって出てくる水は飲めません。
お湯・お茶は¥100/1ℓで売っています。
剱岳を眺めるのに都合の良い場所に立っています。

さて前日は夜景が良く見えた夜でしたが、
朝、目を覚ますと、辺り一帯は霧の中でした。
雨は降っていないようでしたが、霧のために地面は濡れています。

その日は室堂に下山するだけだったので、
多少見通しが悪くても、予定通りに出発。
ただ、あまり早く行動しても、室堂で時間をつぶさなくてはいけないので、
7:00という、「山時間」で言えばかなりの遅発ち。

コースタイムでは1時間半ほど雷鳥沢を下って雷鳥平へ、
その後は室堂平を1時間歩いて室堂ターミナルへ!
途中、室堂平にある「みくりが池温泉」で日帰り入浴する予定です。
ガスっているので2時間くらいかけて雷鳥沢に至ればよいと思われました。

小屋で同室になった方たちとおしゃべりをしながら時間をつぶし、
6:45になった頃にトイレへ・・・
その時、雨が降りはじめていることに気が付きました。
母とはセパレーツの雨具の上だけ着て出るよう話していたのですが、
予定変更で上下装備、ザックカバーも装着。
7:10に出発しました。

稜線上はかなりの風。
行く先にある雷鳥平から雨とともに吹き上げてくる感じです。
Jack母はメガネをかけているので、吹き付ける雨はちょっとかわいそうでした。
濡れているガレた急坂を慎重に下りました。

稜線から遠ざかるに従って風は弱くなりました。
雨もやんできた感じです。その後は降ったりやんだり。
道の勾配も緩くなってきました。(写真一枚目)

途中、道の両脇に花が群落している場所がありました。(写真二枚目)
花の名前は・・・忘れました、、、が、かなり有名な花だと思います。
ここで花を見ていた登山者のつぶやきによれば、
白い花が「雄花」で、赤い花が「雌花」だそうです。
この写真を撮ったあたりは「逆ハーレム」状態のようです。

この辺りから川の音が聞こえはじめ、浄土川に至ったのが8:35。
この川を渡ると雷鳥平です。
慎重に下りたのですがコースタイムより5分短縮。
途中たくさん休憩しているので、この雷鳥沢の下りは歩きやすい道だったのかもしれません。

雷鳥平からは地獄谷を通り抜けて「みくりが池温泉」に向かいます。
地獄谷では温泉がわき出ているところを見ることができます。(写真三枚目)
途中、長い階段を登って温泉に到着。9:20

みくりが池温泉の営業時間は9:00から。
観光客がやっと行動を開始するような、こんな時間に温泉に入りにくるお客は、
みんな下山後の登山者ですね。
受付のお兄さんが普通に親切で、利用しやすい温泉でした。

温泉から出てきた後も、雨は降ったりやんだり状態。
あたり一帯はガス!
室堂にはかなりの観光客がいましたが、眺望は壊滅状態。
室堂ターミナルには、外に出ようにも雨で出られない観光客であふれていました。
せっかくの休日でこんな隔離空間までやってきたというのに、残念ですね。
そんな残念な方々を後に残して、13:00に東京に向けて出発。
帰りも直通バスを利用。
ラッキーなことに渋滞もなく、20:30には新宿に到着しました。