箱根外輪山 その4

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ちなみに金時山は1212mで、箱根外輪山最高峰です。
Jackは登山口より山頂まで、約1時間20分の歩くことができました。
この時期だと気軽に頂上に立てる感じがします。(道はそれなりに急です)

登ってきた道を矢倉沢峠まで戻って、そこから明神ヶ岳を目指します。
峠までの下りコースタイムは約35分ですが、2分ほどオーバーして到着しました。
登ってくる人が多くて、「登り優先」で何度も立ち止まったこととと、
眺めが素晴らしかったので、これまた何度か立ち止まってしまったことが原因でしょうか??
途中、明神ヶ岳までの縦走路が見えました。
茂みの中を続く一本道という感じです。(写真一枚目)

矢倉沢峠には10:43に到着。
水を一口飲んだだけで、すぐに出発しました。
道案内の矢印標識があって、明神ヶ岳まで90分、とありました。
良く見ると「90分」の脇にマジックで「120分」と手書きされていました。
案外、こうしたイタズラ的な情報のほうが現実的である場合があります。
90分では到着しないかも・・・とちょっと用心。

矢倉沢峠から明神ヶ岳まではロングコースで、ここを選んで歩く人はほとんどいないと思っていました。
Jackの背よりずっと高い笹の草原の中を、細く開かれた一本道を登っていきます。(写真二枚目)
登り始めるとすぐに、後方でリンリンと熊ベルが響いてきました。
誰かが尾根道に入ったようです。
振り向くと女性の登山者が一人で登っていきます。
接近されたら先に行ってもらえばよかろう・・・とう思って気にせずに進みました。

この道は大刻み(小刻みではなく)アップダウンの道です。
けっこー登ったな・・・と思ったら、グイグイ下ってしまいます。
また少し長めに登り、また下ってしまいます。
途中に「火打石岳」という山を通過するはずでしたが、良く分かりませんでした。
今回使用したガイドブック 昭文社の『東京周辺 日帰りハイキング』(エリアガイド45、1991年)にも、
「いつの間にか通り過ぎる」とあったので、気をつけていたのですが、
本当にどこが頂上かわかりませんでした。

後方の鈴の音は相変わらず、間隔を縮めるでもなく、遠ざかるでもなく、同じペースでついてきます。
気になり始めたので追い抜いてもらおうと、立ち止まって休憩するふりをしました。
すると50代後半から60代前半くらいの女性が追いついてきました。
一人で乙女峠から登られて、金時山山頂を通って歩いてきたそうです。
近々人を案内してこのコースを歩かれるそうで、今回は下見ということでした。
明神ヶ岳頂上から大雄山最乗寺方面に下山される予定だそうです。

抜かしてもらう予定が、成り行き上、一緒に行くことになりました。
自分のペースで歩くために立ち止まったのに、結局緊張感あるペースで進むことになってしまいました。
思惑通りにいかないものです。