その2

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Iさんと月照寺前でバスを下りました。
このお寺は松江藩松平家菩提寺です。
この初代藩主が徳川家康の孫にあたるんですね。
お寺には初代直政から九代斉貴までの墓があります。

お墓はそれぞれが立派です。
流石藩主の墓!みんな武家のお墓の作りを思わせます。
普通のお寺にある墓地でも、丸い石が三角の帽子をかぶったようなお墓は武家のお墓ですが。
ここのお墓は一つ一つが大きいです。
縦長にトーテムポールのように形の違う石が積み重なったように見える墓や、
おまんじゅうが帽子を被ったようなのや、蓋つきの湯呑のような形のお墓もありました。
時代の新旧とお墓の形はあまり関係ないのでしょうか?

それぞれの墓所とそれに付随する廟門は当時のものがほぼ完全にのこっているようです。
因みに写真一枚目は初代藩主直政のお墓!お寺の一番奥にありました。
一方山門を入って正面にあるのが七代目治郷のお墓。
このお殿様は茶道などを好んだ風流人で、不眛公として知られています。
廟門の細工も一際凝っていて、葡萄の透かし彫りなど、名工・小林如泥の作ということです!

六代目宗のぶの墓所には大きな亀の石碑がありました(写真二枚目)。
宗のぶの寿蔵碑で、この大亀が夜ごと町へ散歩に出たという伝説があるそうです。

JackとIさんはゆっくり全部の墓所を周りました。
残念なことに雨が降り始めてしまいましたが、それぞれの墓所墓所は隣接していて、
繁った樹木にも助けられ、それほど鬱陶しい思いもせずに周ることができました。
二人で墓石に彫ってある文字を見て、
陰陽師にでも出てきそうなもじですねぇ・・・」とか、
「この亀!鼻の穴に一円玉埋め込まれてますねぇ!」
「亀って、足の指は5本だったんすねぇ・・」などと言いながら見てまわりました。

月照寺の拝観料は大人500円で、伽藍内を歩けて宝物館(?)を観賞できます。
宝物館はすんご~いお宝ばかりでしたよ!
このお寺はお庭の紫陽花も見事だということで、「山陰のあじさい寺」とも呼ばれるそうです。

JackとIさんは再び周遊バスに乗って、一畑電車の「しんじ湖温泉駅」に向いました。
Iさんのお宿はしんじ湖温泉の旅館だそうです。
一日遅れで到着する旦那さんがそろそろお宿に入る時間だそうです。
Iさんの旦那さんは某大学で先生をされていて、Iさんもその旦那さんもJackと同じソサエティの大会に参加されるというわけです。
Iさんはこの日・10日に行われる講演会にも参加されるということなので、
このしんじ湖温泉駅で別れることになりました。

Iさんは旦那さんと講演会へ!Jackは出雲大社へ!
Iさんの旦那さんは夜の懇親会にも出て、Iさんは出ないということなので、
夕食をIさんとご一緒する約束をして別れました。