南高尾山稜 その4

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中沢峠はテーブルとベンチが設置された、極々小さな広場でした。
ここは分岐点のようになっていて、道が四方に分かれています。
一つは今Jackがやって来た道。(道標の文字は「大垂水峠」)
二つ目は今来た道をほぼ直角に左に折れる道で、中沢山山頂へ続いています。
三つ目はこれからJackが進もうとしている道。(道標の文字は「梅の木平」)
四つ目の道には道標が付けられていません。
この道標がついていない道を行くと、下山してしまうので注意です。

先に進む前に、中沢山に寄って行くことにしました。
中沢山山頂は中沢峠から20mくらい登った所にあります。(標高494m)
Jackが歩いてきた道は、この中沢山山頂を巻くように付いていて、
山頂に行きたい場合は中沢峠からピストンすることになります。

たかが20mですから、すぐに往復できます。
山頂にはツツジが咲いていて、その中に小さな観音菩薩像が立っていました(写真一枚目)。
ツツジに蜂が集まっていたので、写真だけ撮ってとっとと退散しました。

中沢峠に戻ると60歳くらいの男性が一人休んでいました。
Jackと逆方向から歩いてらしたようです。
Jackも少し休んでいくことにしました。
この日はいつも持参する小袋入りのパンを忘れてきたので、小パックの柿ピーを食べることにしました。
食べていると、男性の連れの女性(奥さんでしょう)が到着しました。

女性は「あ~、も~ヨタヨタよ!」と言って、なんとか到着した感じです。
男性は「もう少し先まで、大洞山まで行こう!ベンチがあるから」
と言って、女性を休ませることなく、すぐ出発する気配でした。
Jackは少し休ませてあげれば良いのに・・・とは思いましたが、女性の方も座る気配はなく、
二人はすぐに行ってしまいました。

Jackも柿ピーを半分食べた所で出発することにしました。
10:23でした。
峠から少し下ると、すぐに平坦な道になります。
山の斜面を巻いる道です。
10:35、急に南側が開けました。
眼下に津久井湖が見えます。
正面には山々が見えますが、モヤがかかったようで良くは見えません。
春ですからしょうがないですね。
視界が良ければ丹沢の山々が見渡せるようです(写真二枚目)。

今回歩いた南高尾山稜は、コースの95%が樹林の中の道を行くことになります。
眺望の良いところはほとんど無く、ここが一番の展望地でした。

その後も山腹を巻く道を進みます。
南側は急な斜面があって、滑落しないように注意です。
北側は壁が迫っている感じなので、ホント、細い道です。
何人かのハイカーとすれ違いました。
皆さんJackとは反対方向に行かれるのですね。
Jackと同じ方向で歩いている人はほとんどいないようです。

段々道は広くなってきました。
するといかいなり人の声がして、左の急な斜面から人が下りてきます。
下りてくるのは良いのですが、道が有るような、無いようなところを下りてきます。
下りてくるのは3・4人のようです。
Jackの正面に道は続いていますが、何か別ルートがあるのでしょうか???
早速地図で確認することにしました。
10:50でした。