南高尾山稜 その2

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歩道橋を渡った所で、前を行くお二人に、
「私たちはおばさんなので、ゆっくりだから先に行ってください」
と言われました。
Jackもゆっくりなんですけど・・・
山歩きは後ろからつつかれたくないので、抜かしてもらったり、無理に休憩をとって間隔を開けたりするものなので、
「抜かしてください!」自体は珍しいことではないですが、今度はJackが後ろからつつかれるのかも!

今回は五つの山を通過する予定ですが、最初の山は大洞山(536m)です。
歩き始めは山腹を巻くように歩いていきます。
細い道で左下に国道20号が見えます。
10分ほどなだらかに、巻いていく道を歩き、わずかに急な勾配になります。
とは言っても山道としては急な道ではありません。

普通の道と木段をおりまぜながら軽い登山。
途中、後ろから来た単独の女性に抜いていただきました。
バスの乗客ではなかったので、小仏城山から縦走してきたのでしょう。
その方は最初にベンチがあった場所で一息つくようでした。
またJackが抜かすことになり、その後すぐに大洞山山頂に到着しました。9:30でした。
ベンチとテーブルがある小さな山頂です。(写真一枚目)

すぐに先ほどの単独の女性が追い付いてきました。
ちょっとお話したところ、この南高尾山稜や北高尾山稜を合わせて、高尾山周辺の山々をよく歩かれているようでした。
南も北も高尾山稜は八王子方面から歩き始める方がキツイなどということ話しました。
今回Jackは南高尾山稜を相模湖の方から八王子方向に向けて歩いたので、割と楽なコース取りだったというわけです。
確かにガイドブックでもこの山稜では大洞山が一番標高が高く、
アップダウンをくり返しながら、段々と標高を下げて高尾山口駅にたどり着く感じです。
まあ、初めて行く山だったので、楽なコース取りで長すぎない距離で計画したんですけどね。

その女性に「草戸山を越えて高尾山口まで行く予定だ」と言うと、
「草戸山付近のアップダウンがもっともキツイ」ということでした。
たしかにガイドブックにも、「草戸山から高尾山口までが結構たいへん」みたいなことが書いてありました。

とりあえず次の山頂「金比羅山」までのコース上の注意点を確認して出発。9:35でした。
すぐに道標のある分かれ道に到着。(写真二枚目)
まっすぐ進んではダメなようです。
「梅の木平」の方へ進むようです。道標の梅の木平の文字の下にマジックで「三沢峠」と書き込んであります。
しかし「梅の木平」は国道20号にあるバス停の名前でもあるから、ちょっと心配。
さらにこの道標を左に曲がると、いきなり長い下り坂。
これが国道に通じる道だったどーしよう??
と思いながら下って行くと、進行方向から男性が一人、こちらに歩いてきます。
挨拶がてら、情報収集。
「この道をずっと行くと、城山湖の方まで行くことができますか?」と。
城山湖とは草戸山から見渡せる湖のことです。
男性が「はい、行けますよ」と言ったので、安心して先に進むことにしました。