アップダウン

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明王峠を出発してから30分くらいの間に、数組の登山者とすれ違いました。
中には小学校低学年の男の子を連れた3人家族もいて、
「坊や・・・君、学校は?」と思ってしまいましたが、きっと前日の日曜日に休日登校の行事があって、今日がその振りかえ休日なんだぁ・・・と勝手に判断。
両親は息子の休日にに合わせて有給をとったに違いない!!仲の良い家族だぁ。
などと考えているうちに堂所山への道とその巻き道の分岐まで来ました。

ある理由があって、堂所山のピークは是非踏んでおく・・・というか見ておきたかったのでした。
(その理由は・・・またいつか!)
巻き道は人がよく歩くためか雪がありませんが、堂所山への道には少々凍り気味で残っています。
アイゼンをつけたまま前進。
山頂にはすぐに到達しました。(写真一枚目)
12時50分でした。狭い頂上です。

問題は再び縦走路に戻る道ですが、大野山山行で色々と道を間違えた教訓で、標識にはナーバスになっていたのですけれど・・・
標識通り「景信山⇒」の⇒に進むと、「これって、本当に道??」見たいな方へと行ってしまうのです。
雪が積もっていたので、よく踏み跡が見えなかったせいもあるかもしれませんが、
妙に狭く、勾配もかなりキツイ・・・
下の方に縦走路が見えるのですが「本当にここを下りるのが正しいの?」ってくらい、不自然な道です。(Jackにはそのように見えた)
とにかく下りるべぇ!と、木の幹につかまりながら慎重に下降しました。
下り切って振り返ると、「ここを登ろうと思う人は少ないだろうなぁ・・・」と思えてしましました。
本日の山行で最も急な坂でした。(写真二枚目)

その後もいくつかのピークを乗り越えて進みました。
一回間違って、巻き道を進んでしまいましたが、(雪の積もり具合で道ではないと思われた)
概ね、計画通りにアップダウンをこなすことができました。

何人かの登山者とすれ違いましたが、ピークを踏んで進む人はアイゼンを装着していたり、ダブルストックだったり。
結論として、この日は「巻き道」を通るならアイゼンなしでもなんとかなる。
あえてアップダウンを通過する場合はアイゼンを装着した方が安全、ということだったと思います。
実際各ピークから下る時、凍っている個所は怖かったし!

それでも上り下りをくり返しながら進むのは楽しいです。
やはり山登りは縦走が一番ですよぉ!
一つの山を登って下りるだけよりも、いくつかの山頂を通り越して進むと楽しさ倍増です。
頭の中では朝から、"くるり"の「ワンダーフォーゲル」という曲がずっと回り続けています。
Jackの歩くリズムに丁度良かったのかしらん??

13時25分・・・縦走路の左に送電線の鉄塔が見えました。
「ここまで来たか!」って感じです。
歩くスピードにもよりますが、この鉄塔から景信山山頂まで30~40分なのです。

時間的に、もうすれ違う登山者はいないかもしれません。
追い付いてくる人もいないし、ますます一人。
アイゼンが雪に刺さる、機械音のような音だけが人間くさい音でした。