陣馬山山頂―明王峠

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Wikipediaによれば、陣馬山は八王子市と相模原市の境にある、標高855mの山です。
名前の由来には二説あり、北条氏の滝山城を攻めた武田氏が陣を張った「陣場」説と、カヤ刈り場であったことから「茅(チガヤ)場」の音が変化した説。
旧来は「陣場」という字を使っていたものの、1950年代に京王帝都電鉄が観光地として売り出すために、山頂に白馬の像を建てて、「陣馬高原」と名付けて以来、「陣馬」を使うようになっているようです。

山頂に到着すると、先客が一名。
jackよりも少し早くバス停を出発した男性です。
富士山の写真を撮影しておられます。

ハイ、ここは富士山の展望地です。
今回はあくまで「東京近郊で縦走する」企画で来たので、富士山展望に恵まれなくても良かったのですが、まあ、美しいものが見られるに越したことはありません。
Jackも早速撮影!(写真一枚目)

ここで少々休憩して、パンで小腹を満たします。
jackは山行行動食によくパンを持参します。
小袋に入ったロールパンタイプのものがお好みです。
登山に出かける時は朝食時間が早朝となるので、午前中に少しエネルギーを追加してあげないと、
お弁当タイムまでに動きがニブるというわけです。
パンは炭水化物なので比較的消化・吸収が早く、お腹にたまる感じもするし、甘いもの嫌いのJackには有難いものです。

今回はここから堂所山、景信山を縦走して小仏まで行きます。
まず陣馬山と堂所山の間にある「明王峠」まで行き、そこでお弁当タイムにする計画です。
参考タイムに従えば、明王峠までは40分ほどですが、雪道であることも考えられますので、
あまりのんびりはしていられないと思いました。

11時7分に出発。
先に到着していた男性は縦走せずに、ここで下山するようです。
登ってきた側とは反対の側に下山すると、温泉があるので、それがお目当てかもしれません。

再びドログチャの木段を下り、100mも歩かないうちに雪道になります。(写真二枚目)
別にアイゼンなしでも大丈夫!
ですが、Jackはあえて装着しました。
安全だということもあるのですが、すこしピッチをあげて歩きたかったのです。

陣馬山から景信山に続く縦走路は、東京都と神奈川県の県境尾根となります。
幅は広めですが、小さなピークがいくつも出現します。
特に堂所山と景信山の間はアップ・ダウンの連続になります。
この多くのピークを避けるための「巻き道」というものが設定されていますが、
Jackは今年、少々体を鍛えるために「東京近郊で縦走」というテーマで設定したので、
巻き道は使わず、全部ピークを踏もうと考えていました。
ますますのんびり歩いていられない上に、滑って余計な体力も使いたくなかったのです。

独り静かな山歩きが続きました。
前を行く人も、後ろから抜き去る人もいません。
時折、反対方向から歩いて来る人とはすれ違いました。
結局今回、陣馬山山頂以降はJackと同じ方向で歩いている人はいませんでした。
時々泥道が長く出現して、2回くらいアイゼンの着脱行為がありました。
ウィンドブレーカーの右ポケットにはデジカメ、左ポケットにはアイゼン袋が常時入っている感じでした。

明王峠まで50mほどのところで、前方より30人くらいの団体登山の方々が姿を現しました。
Jackは思わず・・・「まずい、アイゼン外してないよ・・・」と思ってしましました。
まず先頭を行くガイドさんに「やっぱりアイゼンが必要ですかねぇ?」と訊かれました。
Jackは「いえ、無しでも大丈夫です」と答えます。
次に5人くらい後ろの女性に「あら、アイゼン付けてるわねぇ。付けないとダメかしら?」と訊かれ、
やっぱり「いえ、なくても平気です」と答えるjack。
さらに5人くらい後ろ方々が口ぐちに「えー、アイゼン付けなきゃダメなの?持ってきてないわ」と・・・
Jackは「いえ、無しで平気です。付けなくても問題ないです。無くて大丈夫です」とやけっぱちに繰り返し・・・
そして後ろの方にいた男性に再び、「アイゼン付けた方がいいですか?」と問われ、
jackは「いえ、無くても大丈夫ですよ」とファイナルアンサー!

団体さんをやり過ごしたところで、明王峠に到着しました。
11時55分でした。