なぜ高尾山に登るのか

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Jackは山好きですが、「なぜ山に登るのか?」などと訊かれても「そこに山があるから」などとは答えません。
そもそもこの質問は「なぜカレーを食べるのか?」という類の質問とほぼ同じです。
どう答えたものか?「そこにカレーがあるから」と答えるか?

しかし「なぜ「そのカレー」を食べるのか?」と問われれば、まだ答えようがあるというものです。
「辛さが好みだから」とか「この店のカレーはコクがあるから」とか「グルメ雑誌に載っていたから」とか・・・etc.
よって、「なぜ「その山」に登るのか?」と問われれば、答えることも可能でしょう!
「麓に温泉があるから!」とか「登山口に蕎麦屋があるから!」とか・・・etc.

一昨日の12月20日、高尾山に登ってきました。
「なぜ高尾山に登るのか?」という質問には、色々な理由が浮かぶと思います。

高尾山は標高599mという低山ですが、東京都の山で「一番登られている山」です。
だいたい標高480m位までケーブルカーで登ることができますし、その後も山頂まで舗装された道を歩くことができます。
登山靴なしでも危なくないし、山というより観光地です。
ケーブルカーの山頂駅にはビアガーデンがあって、夏は都心の夜景を眺めながらビールが飲める。
春には桜、秋には紅葉・・・そして初日の出スポットでもあります。

しかし、この冬至の頃、高尾山に登る別の理由が登場します。
高尾山は「山頂から「ダイヤモンド富士」を見ることができる山」でもあるのです。

ダイヤモンド富士」とは??
日没、ないしは日の出の時に、ぴったり富士山山頂を太陽が通る現象です。
日が沈む瞬間、日が出る瞬間の陽光が、さながら「ダイヤモンド輝き」のように見えるわけです。

ダイヤモンド富士は「富士山が見える場所なら、どこからでも見える」というわけではありません。
見える日、見える場所があります。
詳しくは下記のサイトへどうぞ!
http://www.kashimir3d.com/diamondfuji/
http://ktr.mlit.go.jp/kyoku/region/fuji100/highlight/diamond.htm

高尾山山頂からは冬至の頃の数日間、この現象を見ることができます。
この時期はケーブルカーも時間延長で運行します。

とは言え、山好きJackはケーブルカーで登るようなことはしません。
高尾山は小学校や高校の遠足の他、個人でも何度か来ていて、登山口に隣接する京王線高尾山口駅方面から登っては、変わり映えしません。

高尾山は低い山ですが独立峰ではなく、山頂から西に向かって「小仏城山」「景信山」「陣馬山」・・・と、尾根伝いに歩くことができます。
Jackは今回、小仏城山と景信山の鞍部である小仏峠から小仏城山に登り、高尾山に縦走することにしました。
下山は日没後になるので、安全確保のためおとなしくケーブルカーを利用。
もちろんヘッドランプ持参は言うに及ばず!

ちなみに写真一枚目は「ダイヤモンド富士」の現象が始まる前の状況。
二枚目はその現象が終わって、太陽が沈んでしまったあとの状況です。
実際の「ダイヤモンド富士」の写真はボチボチな写り具合で撮影成功!
おいおい紹介していきます。