7月の中間報告

予定は未定・・・とは、よく言ったもので、
予定を立てて計画的に・・・と思っていたのに、
なにやら、行く先々で「妨害」にあいます。
 
JACKが属している人文科学系の研究分野では、
自作の論文を発表する際の一般的手段が二つほど存在します。
 
一つは「学術雑誌に投稿する」というものです。
これは「査読」と呼ばれる審査がつきもので、
投稿したからといっても、出来が悪ければ掲載してもらえません。
 
もう一つは、所属している大学や研究機関が発行している
「年報」や「紀要」と呼ばれる冊子に発表するという方法です。
こちらは、審査がない場合が多いので、比較的容易に掲載が可能です。
 
また、昨今では、多くの機関で所属の研究者(特にベテラン陣)が
「年報」や「紀要」には、自分の論文を載せたがらないので、
万年執筆者不足の冊子も多く、
所属の若手研究者に強制的に論文を執筆させる傾向も見られます。
 
JACKが所属している大学にも「紀要」があるのですが、
類にもれず、「執筆者不足」です。
 
7月11日に自宅の郵便ポストを覗くと、JACKあてに不吉な封書が・・・
案の定、「紀要」への執筆依頼でした。
先月末に大学内の学会で発表した研究内容を、
文章化して「紀要」に載せてほしい・・・という連絡でした。
 
文面は低姿勢で丁寧なものでしたが、
こうした依頼に対して、若手には拒否権が(ほとんど)ありません。
さらに締め切りは8月末・・・
もっと早くに連絡してほしいです。
 
この依頼を受けたので、早速、予定を変更する必要が出てきました。
7月の目標のうち、「論文の修正」は終わりました。
「カード作成」はボチボチで進めるとして、
「教授お勧めのA companion to World War Iの必要箇所を読了する」をとりやめて、
新たな論文をまとめる作業を始めることにしました。
 
まったく、予定は未定ですよねぇ・・・