レコレータ墓地(ブエノスアイレス)

ブエノスアイレスはアルゼンチンの首都。
直訳すると「良い空気」ということですが、特に空気の良さからの命名ではなく、
「サンタマリア・デ・ブエノスアイレス」という人名から頂いたとのことです。
 
今回の旅行では、ブエノスアイレスは単なる乗り換え都市的な扱いでした。
食事をして、市内をバスで巡った程度。
ですが、レコレータ墓地とボカ地区だけは、下車観光しました。
 
レコレータ墓地は、ブエノスアイレスのレコレータ地区にある墓地で、
有名人のお墓が数多く含まれます。
ここにお墓があると、“鼻た~かだか”といった感じなのだそうです。
 
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あまりに広くて、さらにどの道も似たような感じで、
迷子頻出地区のような感じです。
お墓の形に決まりはないようですが、墓というより家ですね。
 
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きれいに整備されている墓もあれば、
荒れ果てて、ゴミ捨て場状態になっている墓もありました。
 
アルゼンチンの歴代大統領38人中、26人の墓があるそうです。
↓↓これも大統領の墓らしいですが、誰のだかは不明。
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かつてペロン大統領という方がいらっしゃたそうですが、
ご本人よりも奥さまの方が有名人で、エビータさんといいます。
1952年に子宮がんで、33歳の若さでお亡くなりになりました。
お墓はこんな感じ。↓↓
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エビータ夫人はミイラにされて、地下7m位のところに、
大理石に囲まれてお休みになっているそうです。
 
この墓地は、“セレブ”な方々のための墓地で、
通常、アルゼンチンの墓地は「芝生に十字架」のようなパターンが多いそうです。
最近はマンションタイプの墓もできてきているそうで、
理由はどうあれ、日本の墓事情と似ている部分もありそうです。
 
とは言え、アルゼンチンはカトリックの国なので、埋葬の場合は、基本的に土葬。
このレコレータ墓地も土葬の墓地です。
 
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しかし、ガラス張りの壁から、内部を見ることができる墓もあり、↑↑
すぐ目の前に棺が・・・なんてことも。
これも広い意味で、“土葬”なんですかね。
(火葬はしない、ということだろう)