調理師試験に合格しました

昨年の12月20日に東京都の調理師試験が実施されました。
Jackはこれを受験しました。
2月20日に合格者が発表され、Jackもなんとか合格することができました。

Jackの飲食店勤務経験はかなり長いのですが、正規雇用ではありません。
しかし非正規雇用でも条件を満たせば調理師試験の受験資格が得られます。
大学で研究活動を続けながらのバイト勤務だったので、
受験資格はないものと思っていましたが、よく調べたら条件を満たしているようです。
調理師試験は、国家試験のうちでもそれほど難しい部類には入らない・・・
と風の噂を耳にしていたので、
「挑戦してみようかしらん・・・」という気持ちになりました。
最近よくわからにご時世だし、大学や研究職は非常に「狭き門」です。
そーは言いながら、やっぱり大学の指導教授には内緒での受験です。

思い立ったのは昨年の夏。
願書の提出が10月初めでした。
9月20日頃に受験勉強を始めました。
研究の妨げにならないように、それほど勉強時間はとれません。
午前中の仕事に行く際の往復の通勤時間のみを当てました。(休日は1-2時間勉強しました)

調理師試験の受験科目は
①食文化概論 ②衛生法規 ③公衆衛生学 ④栄養学 ⑤食品学 ⑥食品衛生学 ⑦調理理論
の7科目です。
出題数から見ると調理理論が最も重視されているのが分かりますが、
極端に点数の低い科目が出てしまうと不合格になるらしいです。
どの科目も平均して60点以上取れると合格できるようです。

調理経験はあっても、学問としては未知の世界・・・
調理師試験について取り上げたサイトをインターネット上で検索して情報収集。
どのサイトでも共通して解説されていたことは、
予想問題をしっかり勉強しておく必要があるということ。

そーは言っても、ある程度の基礎基本は必要と思い、
予想問題に取り組む前に、何かテキストになるようなものを読むことにしました。
Jackは、社団法人日本栄養士会が編集している
『調理師読本 第13版』(第一出版 2008年)を通読しました。
とりあえず、大切と思われるところに線などを引きながら。

通読してから市販されている予想問題集を始めました。
Jackが購入したのは前半部分が基礎問題、後半部分が実践型予想問題という形で構成された問題集でした。
まず基礎問題を解いて、間違えたところを『調理師読本』で確認。
これを4回繰り返した後、後半部分の予想問題も同じように4回繰り返しました。
その問題集に関しては95%くらい正解できるようになったので、次の問題集に移ることにしました。
この段階で11月最終週。試験日は12月20日です。

2冊目も当然市販されている問題集です。
これは入試直前用で、試験形式を踏まえた問題集でした。
こやつを4回繰り返し終えたのは12月18日でした。
お金も時間もかけることなく済ます予定だったので、講習会や模擬試験も受けず・・・
結局『調理師読本』と問題集2冊を繰り返しただけでした。

あとは時事ネタとして最近ニュースで取り上げられることが多い、
食糧品の安全性や農薬の問題を説明しているサイトで、問題概要をチェック。
さらには近年、外食産業で用いられている新しい食糧保存方法や運搬技術なども検索して、
名前と概要を覚えておきました。

基本的には通勤時の電車の中で問題集を解いていただけの受験勉強だったと思います。
調理師試験は全部4択で60問出題されるのですが、
問題解答中、バカみたいなミスを繰り返しました。(満員電車内での勉強は集中しにくい・・・は言い訳)
練習問題をこなして、ミスをしながら4択という出題形式に慣れておいたのは良かったと思います。

本番では練習問題で解いていた問題を、さらに捻った感じの問題が出題されていました。
まったく見たこともないような問題も出題されていて、少々落ち込みました。
そういった問題は時事ネタからの出題です。
やはり専門学校などが開催する準備講習会なんぞに出ておかなくてはダメなのかしら・・・と思いました。

試験終了後「ダメだったかも・・・」と思いながら帰宅。
自信がないまま合格発表の日が来ました。
合格者には2月5日に通知を発送するとともに、インターネットや都庁庁舎でも発表。
とりあえず、5日にネットで検索。
自分の受験番号をみつけてホッとしました。
翌日、東京都から通知もとどいたので、あとは免許の申請をするだけです。

合格したので少々強気!
通信教育や講習会を使わなくても、自力で合格できるじゃん!!
よかった、よかった。
講習会では「今年注意すべき時事ネタ」を教えてくれるようなので、
普段、新聞やニュースに縁遠い人は、受講しておくと安心感が増すかもしれません。