つもり積もれば

旧宅からの引越し記事です。掲載日は2007年4月18日です。

春は確定申告が終わり、還付金が入ってきたと思ったら、4月~7月まで
年金やら住民税やら健康保険やらの納付書が届き、ウンザリな気持にさせられます。

さて、Jackは家族内でも無類の「ケチ」で通っています。
けちけちJackは「つもり貯金」なるもので、小銭を貯めることに余念がありません。
この「つもり貯金」とは、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、
基本的には『「タダ」でgetした物について、自分で購入した「つもり」で、相当額を貯金する』というものです。

Jackの机の上には大ぶりの郵便ポストの貯金箱がございます。
これがJackのつもり貯金箱です!

例えば学校で先生に夕飯1,200円をゴチなったぁ、とすると、タダでありついとりますので、
1,200円を貯金箱へ!
カード会員になっているCDショップで買い物をしたら、ポイント69円分還元されたぁ、とすると
69円を貯金箱へ!
新聞の集金のお兄さんに、新聞社協賛の展覧会の招待券をもらって観に行ったぁ、とすると
展覧会の正規入場料を貯金箱へ!
自宅近くを通る私鉄の回数券を買った。普通回数券なら10回分の料金で11枚、
時差回数券なら12枚もらえる。余分に得た運賃分を貯金箱へ!
もちろんバイト先での大入りの際のお小遣いや、お客さんから時々頂くチップも
そっこーで貯金箱投入です。

この方法でJackは年間5万円くらい貯めます。
そしてこの中からJackの住民税やら健康保険料は支払われます。
つまり国やら自治体がJackからぶんどっていくお金は、
世間がJackに恵んでくれたサービスによって賄われることになるのです。

究極は国民年金一年分を4月に一括で払い込むと、
3,000円くらい割引になります。これももちろん貯金箱に入り、
最終的には税金等にまわります。
つまり国のある機関に支払われる額の一部が減額されて、
税金にまわることになるのです。
これほど素晴らしい節税方法があるでしょうか???
これはまったく脱税の要素がありません。
セコくてみみっちくても、やましいことは何一つないのです。薄ら笑いさえ浮かびます。
「どケチ」のレッテルを貼られても、メゲる必要はありません。
進んでこの「けち道」を歩むのみです。

しかしこのような努力にもかかわらず、今年は住民税Upだそうです。
やってられませんやね。