つぶ貝

GW中は市場が休みということにかこつけて、Jackのバイト先は長期休暇に入りました。

4月28日は休暇前日ということもあって、残った食材や商品がスタッフに配られました。
休み中帰省するスタッフは遠慮した量で、実家組のJackは大量にもらいました。

しかし28日の夜からJack両親は旅行に行ってしまい、弟と二人で消費するには結構な量で、
早速Jackは学校の後輩サンたちを、飲み物持参で来るようによびつけました。

やってきたのは後輩Eくん改めEdwardくんと、Jackの中では「節約お嬢様」のN子さんです。
Edwardくんは例の激甘ハンガリーワインとルーマニアワインの2本、
N子さんは生ビール500ml缶を6本を持参してくださいました。
Jackの提供品は自腹ではイカ2はいをホイル焼、ホタテの茸バター、茄子煮、白和えでした。
そしてバイト先からのget品は京都産の筍、イカ軟骨、つぶ貝。
筍は刺身と焼で、軟骨はから揚げに、つぶ貝はもちろん刺身で食しました。

つぶ貝はまだ元気でしたが、食べる間際にご臨終いただきました。
大きい巻貝なので、ガンガン貝をかち割って、無理矢理中身を引き出します。
割ると動くんですね。当然ですが。
それを見て、人の背後に身を隠すN子さん・・・いやー、恐がらなくても襲ってこないからぁ!

いざ食することになって、
「私、見た目が気になって、貝って食べたことないんですよねぇ」
とN子さん・・・
アサリやシジミ、ホタテはともかくも、赤貝、とり貝どころか、サザエもないそうです。
Edwardくんが一口食べて、「なんですかこれ、美味すぎです。いやー、これ食べたら他でつぶ貝食べられなくなるっていうJackさんの発言、理解できますよ」
感動してくださって、ありがとうございます。
それを聞いてN子さん、トライしてみる気になったようです。
恐る恐る口に入れるN子さん・・・「あっ、なんか美味しいかも・・・」

この発言、Edward&Jackにとっては、かなり残念なことでした。
食べられないままでいてくだされば、今後一緒に刺身や寿司を食した場合、
貝関係はすべて我等に回ってきたものを・・・
時に食わず嫌いはわが身の不幸、周辺の人間にとっては幸せである場合が多いのです。

貝の味も覚え、その後お酒も進み、相変わらず呑むとヤバイN子さんでした。
ネタに事欠かない方です。