きんぴら

「板代行週間」では、慣れない作業に始終テンパってましたし、時々ママのグチも聞いたりと、
それはそれはな一週間でした。が・・・

一つだけ良いことがありました。
Jackの店では家庭料理のような素朴な品が売りです。(刺身も美味ですが)
肉じゃがやきんぴら、いか大根煮などが最近の、カウンター上部にディスプレイされる大皿料理です。

ちなみにきんぴらは、通常大根がメインになるきんぴらです。
(もちろん人参やごぼうも入ってますが、分量的に大根が主)
のきんぴらの材料を切るのは、多くの場合Jackの役目です。

ところが先週は、ママが傍についているとは言え、味付けもJackがすることに・・・
一般的な味付けなので、企業秘密とわざわざことわる必要もないでしょう。
唐辛子、砂糖、薄口醤油の三点が主です。
ただし、味付けは一度に調味料をぶち込むのではなく、すこしづつ何度かに分けるので、
そのあたりがコツと言えばコツなのでしょう。

そして最期に中華料理でありがちな胡麻油!!
これを仕上げに鍋肌に回し入れます。

ところがJack・・・胡麻油をママのイメージより多く投入してしまったんですね。
ママ曰く「ちょっと多かったわねぇ・・・」
Jack「すみません・・・」

まあ、完成することはしたんです。
ママが味を見ると
「なんかいつもより美味しいはねぇ」・・・???
「Jackちゃん!美味しいわよ。やっぱ胡麻油はちゃんと入れなきゃだめなのよぉぉ!」
って、いつもはちゃんと入れてなかったのかしら?
「ハハハ、ケガの功名とでも言うんですかねぇ」と、あわせるJack。

賄い時に少しずつ食したスタッフも、
「これ、いつもと違いますよねぇ?美味しいですよねぇ?」と
いつもは美味しくないのかしら?みたいな発言もありまして、なんとか事なきを得たのでありました。

よく料理番組で中華作成時は仕上げに胡麻油を入れているのを見ますが、
結構な分量を入れてますよね。
たかが胡麻油ですが、あなどり難しです。