フランス近代絵画展

8月30日(木)に松岡美術館に『フランス近代絵画展』に行ってきました。
松岡美術館は東京のJR目黒駅から徒歩15分。
この美術館のコレクションには古代エジプトギリシア・ローマの古美術、ガンダーラ彫刻、中国陶磁器・絵画などがあります。http://www.matsuoka-museum.jp

今回の展示『フランス近代絵画展』は収蔵品の中からフランス印象派以降の絵画を中心に構成されていました。
フランス絵画も蒐集してたのか???という感じです。
結構手広い蒐集ですね。

午後2時近くなって到着しました。
あまり大きくない美術館で駅から少し遠いのが原因でしょうか?
それほどお客さんは多くありませんでした。

展示品のうちで、誰でも知っていそうな画家の名前をあげると、
ルノワール、モネ、ピカソモディリアーニシャガール、といったところでしょうか。

(ある程度)作成年代に沿った展示構成でした。
最初はルノワールから。
ルノワールの裸婦画は、近親憎悪とでも言いましょうか・・・直視するのが辛くなります。
モネの雲の描き方は日本のアニメに似ているよなぁ・・・などと思いながら、
もしかしたらアニメ以前に日本画にこんな感じの雲があって、モネに影響を与えたのかも???
などと勝手な想像をしながら、隣にあったブーダンの『海、水先案内人』という絵を見ると、
雲の描き方はモネよりもリアルな感じです。
解説を見ると、大気や天気の変化を正確に表現した画家さんだそうです。
この絵がとても気に入ったので、アンケートで一票入れておきました。

ピカソは『パイプを持つ男』『ドラ・マールの肖像』というのがありました。
美術用語は忘れましたが、これはキュービニズムと言うのでしょうか?
四角で表現される感じの絵です。

個人的にはユトリロの街並みを題材とした、明るい感じの絵が心やすらみます。
Jackは鑑賞力がないので、無難に見える絵がお好みです。

全体的には風景画や静物画が多かったように感じました。
全部で36枚のうち、20枚くらいがそれに該当したでしょうか。
もっと少なかったかな?

しかし、この程度の展示規模で、お客さんもこのくらい少ないと、
フランス絵画の展覧会でも疲れなくて良いです。
新聞屋さんにもらった招待券で入ったので、タダだったし。