アジアへの憧憬

なんだか暑くて出かける気になりません・・・
しかし某港区にある美術館(というか博物館)の特別展は終了間近。
別に出かけなくてもよいのでしょうが、
せっかく新聞屋さんからもらったタダ券がかわいそう・・・ということで、
銀座線で溜池山王までお出かけ!

今回はこの博物館のコレクション展で「アジアへの憧憬」というタイトルがついています。
主に中国、朝鮮半島、タイ、インドなどの美術品の展示で、
2階建ての館のうち、一階は中国の青銅器、仏像、神像などが、
二階は漢籍、東南アジアの仏像なんぞが展示されていました。
小さな博物館なので、すぐ見終わりました。

結構気に入ったのは、インドやタイの仏像たちでした。
菩薩の衣装が東南アジアっぽいんですよねぇ!
日本や中国とちょっと雰囲気がちがいます。
あと、そっちの仏像は日本や中国の仏像と違って、「目玉」があるのが多い。

日本でも不動明王なんぞだと、見開いた目の中に眼球がありますけど、
あちらのは、もうちょっと格上の仏さんたちにも眼球があるんですよねぇ。

昨日の展覧会の解説によると、
この博物館は仏教関係、特に東南アジアやインドの美術品のコレクションが多い、
ということで、国内でも稀有なんだそうです。

この博物館は、最初某お金持ち(大学経営とホテル経営で有名)のコレクションが始りです。
個人コレクションは稀な趣味をお持ちの方の収集品だと、後々展覧会ができる規模まで拡大すると、
面白い展示構成が可能になるわけですね。
購入した当時の家族の反応って、どんなだったんですかねぇ?