he said, she said

「he said, she said(彼の言い分、彼女の言い分)」は、
Jackの推薦B級映画です。

主演:ケビン・ベーコンエリザベス・パーキンス
脚本:ブライアン・ホールフェルト
監督:ケン・クワビス、マリサ・シルバー

主役の男女はテレビの討論番組で論戦を交わしておりますが、
私生活では恋人同士です。
映画は冒頭、番組収録中での本気の喧嘩から始まります。
ほぼ別れの危機。

この二人はある新聞社でデスクを並べる記者同士だったのですが、
二人で担当した討論形式のコラムが大ヒットで、
テレビの討論番組に抜擢されたという筋書き。

仕事でも討論ですが、
私生活でも意見がぶつかる二人です。

この映画の面白い所は、
ある一つの出来事を、男と女では、食い違って捉えているということを、
二人の回想シーンから描く部分です。

同じセリフ、同じ状況でも、
男と女の感じ方、見方に妙なギャップがあって笑えます。
その辺が、「彼の言い分」と「彼女の言い分」が食い違う原因なのでしょう。

もう10年以上前に観て、気に入ったのですが、
最近NHK-BS2で放送されたので、観直してみました。

今となっては、ちょっと物足りない感じがしました。
ネタばれですが、最後は仲直りします。
和解に至るまでの部分の描き方が、ちょっと粗いように思えました。
まあ、それ以外はボチボチな感じで楽しめます。

補足ですが、この作品には
シャロン・ストーンが「さもありなん」な役で出演しております。
やはり彼女の魅力は、B級映画でないと光りませんよねぇ!!