水と生きる

サントリー美術館 開館記念展Ⅱ「水と生きる Water in Life」に行ってきました。
タダ券が手に入ったのでした。
開館記念展Ⅰもタダ券で入場したので、
このままタダ券入場し続けていければ幸です。

今回は「水」がテーマなのですが、それをさらに四つの視点から分けた展示構成でした。
1.潤 水と生きる(絵画を通じて水と日本人の関わりをみる)
2.流 水の表現(形のない水をデザイン化する)
3.涼 水の感覚(水を連想させるガラス素材、青の世界)
4.滴 水をよむ(水にたくした心情表現)
という感じです。

1・2・3は江戸時代以降の作品がほとんどです。
4は桃山・室町時代のものもみられます。

Jackとしては、「3」のコーナーが一番気に入りました。
「1」は浮世絵や屏風などで、
川、海、池などが描かれているものが並んでいる感じでしたが、
脈絡もなく、水が描かれていればOKという印象で、
あまりテーマ性を感じませんでした。

「2」では波の形をデザインした刺繍などが目を引きました。
「4」水に託した心情表現ですが、これは「露」=「はかなさ」という感じで、
美術品と和歌などを融合させるような工夫をこらした展示でした。

「3」は青いガラス製品に惹かれました。
薩摩切子が多く並べられていました。
デザインとしては単純なイメージがありましたが、
それが製作の際の難易度に比例するわけでもないと思います。
色は本当にJack好みでした。

実はJackの心に残ったのはこの薩摩切子だけでした。
ちょっとガッカリ。
帰宅時に「タダ券」でよかったなぁ・・・と思ってしまいました。

サントリー美術館、コレクションは結構貴重品な感じなんですけどねぇ・・・
Jackは目が肥えてないのです。
多分「豚に真珠」なのだと思います。