東京クラリネット・クワイアー ミニコンサート

12月21日(月)に東京クラリネットクワイアーの演奏会に行ってきました。
勤め先の上司がここの団員ということで、チケットをいただいてしまいました。
次回からは(次回があるなら)、自分で払いま~す。
っていうか、上司も色々なところの団員だなぁ・・・

東京クラリネットクワイアーとは・・・
クラリネットのみのオーケストラと理解して間違いないと思いますが、
HPによると、こんな感じ↓↓
「使う楽器はすべてクラリネットです。大小さまざまなクラリネットがあります。通 常は、Ebクラリネット、Bbクラリネット、Ebアルトクラリネット、 Bbバスクラリネット、Ebコントラアルトクラリネット、Bbコントラバスクラリネットの6種類のクラリネットで演奏しています」
http://www.tcc.cup.com/

大きさ的に色んなクラリネットがあるんですね。
Jackはバスクラくらいまでは、大きさの見当がついたのですが、
それより長い管は、見たことがありませんでした。

プログラムは
ベートーヴェン :劇音楽「エグモント」序曲
カイエ : クラリネット・ポエム
モーツァルト : ホルン協奏曲 第4番
J.シュトラウスⅡ :ポルカ「力づくで」
J.シュトラウス : ワルツ「ウィーン気質」
ブラームス : ハンガリー舞曲 第1番
シャブリエ : 狂詩曲「スペイン」

曲目が多いので、印象深かったもののみ・・

ベートーヴェンは・・・ベートーヴェンでした。うん

モーツァルトのホルン協奏曲第4番ですが、
ホルン独奏のゲストがいらっしゃいました。
この曲に期待して行ったのですが、フムフム、良かったですよ~

この曲の第3楽章の出だしのフレーズが、非常に印象深くてですね、
日常生活の中で、よく頭の中を回っているんですね。
山を歩いている時などは、知らず知らずにリピートしてます。
非常にモーツァルトらしいフレーズだと思います。

ホルンはですね、音が「気高い」のです。(Jack所感)
同じようにピストンがある金管楽器で、トランペットはジャズに用いられますが、
ホルンは登場しません。
音の質がジャズ向きではないのでしょうか??
話がそれましたね、ホルンはいい音でした。

ブラームスハンガリー舞曲第1番・・・
ブラームスは「ハンガリー舞曲」と称するピアノ曲を21曲作っています。
後にオーケストラ用に編曲されて、今となってはオーケストラ演奏の方が一般的のような・・・

曲のテンポがくるくると変わるので、
ハンガリーの民俗音楽に似ているということなのでしょうか?
Jackの耳には、まったく違ったジャンルの曲に聞こえます。

ハンガリーの民俗音楽、つまり農民のダンス音楽は、
荒野(ハンガリーは雨が少ないので)を踏みしめる、けっこー力強い曲です。
ものすご~いスピードで演奏される場合もあります。観客が「もっと早く踊れ!」と煽るので。

オーケストラで演奏されるブラームス/ハンガリー舞曲は優雅で、
なかなか荒野を想像できません。がんばって大草原。
ではクラリネットで聴くハンガリー舞曲は?
荒野も大草原も出てこなかったような気がします。
なんか海が出てきたような気がします。

しかしクラリネット・・・いい音だというのはわかっていたのですが、
こんな感じの編成で聴くと、柔らかい音が重なって良いですね。