地震対策

9月13日って、大地震の予言があったんですね!
ハズレたようですが・・・
Jackはこういった「予言」みたいなものに、すっごくウトいんですね。

12日(金)に仕事先の季節料理屋に行くと、ママ(女将)が、
「今日、営業が終わったら、カウンターの上の徳利とか、みんな下ろすから! そのつもりで」
と、いきなり言われました。
Jackの勤めているお店では、ディスプレイとしてカウンターの上部に大徳利が何個か並べられています。
「はあ、掃除でもするんですか?」とJackが問うと、
「だって明日、地震が来るのよ!!」とな・・・

「はあ、地震ですか・・・」と、Jackが訳わかってない顔をすると、
「来るのよ、地震!そういう予言があったのよ!」とママはすこぶる本気です。
「成程、予言ですか・・・それはどういった筋の予言なんですか?」とちょっとからかい気味にJackが尋ねますと、
「なんか、おじさん!その人は何度も大きな地震を予言して、あてているのよ」
と、なんだか気が抜けるような返事です。

逆らう気力も失せたので、
「わかりました!営業がすんだら上から徳利を下ろすんですね。他のスタッフにはもう言ってあるんですか?」と訊くと、
「言ってないのよ。Jackちゃんだけ!ダメよ、言っちゃ。特に若い子は怖がるからね」
まあ、Jackは若くないですけどね、、、しかし・・・脱力しました。

そんなわけで営業が終わると、ママの旦那さん(スタッフはパパさんと呼んでいる)も加わって、
徳利やら土鍋やらを下ろし始めました。
事情を知らないフロアチーフは、
「どうしたんですか、店内模様替えかなんかですか??」とJackの顔を見ますが、
Jackとしては答える気にもなりません。
薄ら笑いで首を横に振っていると、
「何ですか?地震対策かなんかですか?」と核心をついた発言をされました。

ママが「しーッ!聞こえちゃうから黙って」などと言っています。
若手のスタッフが帰った後、
「いやね、明日地震が来るからさぁ、お客さんに怪我されたら困るから下ろしたのよ」
と説明し始めました。
「なんでそんなことわかるんですか??」とチーフ!
「いやぁ、予言があったんだよ。その人がまた過去にも何度かあててるんだよ、阪神大震災とか」
とパパ。
「若い子たちに言うと怖がるからね、黙ってて欲しいんだけどね」と真顔で言うママ。
フロアチーフは呆れて物も言えない!といった表情です。
営業後で疲れている状態に追い打ちをかけられたようなものです。
バカバカしくて、黙っていろと言われなくても黙っていたいような内容です。
「まあ、一応アジアのどこか!ってことだから、日本に来るとは限らないんだけどな」
とパパ。

翌日13日の営業が終わって、日付けも変わったころ、
Jackが21歳のスタッフに、
「実は昨日、徳利下ろしてたのって、大地震の予言があったからなんだよね・・・」
と言うと、
「あれって、そういうことだったんですか?私それ、彼氏の脅かされました。でも来ませんでしたよね」
といった感じで、結構あっけらかんとしていました。

結局、うちの店で一番予防対策をしていたのは、営業前に店内の掃除をしているYさんでした。
9月13日はその方の息子さんの誕生日なのだそうですが、
地震がくると困るので、誕生日パーティーを前倒しで開いたそうです。
それって、正しい方向での対処なのでしょうか?
も~、マジなんだかギャグなんだかわかりません。

こういうのって、どこまで信用していいんでしょうかね???
普通は予防対策するものなのでしょうか?