猿橋

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東側の登山口から舗装された道を登って(緩やかでした)車まで戻りました。
朝方、車で上ってきた時はすぐでしたが、歩くと15分くらい。
この道は細いので対向車がすれ違うことができません。
唯一、和田美術館(この道沿いにあります)の上部のカーブで可能です。
車で行く場合は注意ですねぇ。

車にたどり着いたのは9:30でした。
山頂に20分くらいいたので、歩いた時間は3時間に満たない程度。
花粉症の症状も出ずに、最後の方はマスクなしで歩いてました。
楽しく歩けて幸いでした。

早い時間に下山できたので、「猿橋」見てから帰ることにしました。
猿橋桂川に架かる橋ですが、日本三大奇橋の一つとなっています。
三大というからには他に二つあるはすです。
一つは岩国の「錦帯橋」です。
もう一つは不確かで、徳島の祖谷渓に架かる「かずら橋」と日光の「神橋」が争っているそうです。
Jackはかずら橋と神橋は見たことがあります。
今回、猿橋を見たので、残すは錦帯橋のみ、ということになります。

扇山と百蔵山をセットで登る登山者が多いように、百蔵山と猿橋をセットで訪れる登山者もまた多いようです。
多くの登山ガイドブックで「百蔵山」のページには、
「時間があったら「猿橋」に寄って行こう」と書いてあるからでしょうか??

猿橋は・・・確かに妙な形をしていますね。(写真一枚目)
唯一現存する刎橋だそうです。
川の水量やその土地の環境によっては橋脚なしで橋を架ける技術が必要になるようですが、こうした場合通常は「吊橋」が架けられます。
昔はもう一つの技術としてこの刎橋というものがあって、江戸時代にはもっとたくさんあったそうです。
広重などの浮世絵から察することができるようです。

まず両岸の岩盤に穴をあけて、刎ね木を差し込み、空中に突き出させます。
その上に同様の刎ね木を突き出させ、下の刎ね木に支えさせます。
上の刎ね木は支えられた分、少し長めにして、この作業を繰り返し、最後に長く板を敷いて橋にするようです。
猿橋の場合は刎ね木に屋根を付けて、雨などによる腐食から保護しているようですね。
名前の由来は「猿が互いに体を支え合って橋を作ったのを見て作られた」という鎌倉時代の伝説からのようです。(Wikipedia参考)

猿橋周辺は景色も良かったです。
橋の上からは八ツ沢発電所の水路橋などが見えます。(写真二枚目)

しかし日本三大奇橋、最後の一つはどれになるのでしょうね?
いっそ五大奇橋にすれば喧嘩もなく、丸く収まるのでないのでしょうか?
すると今度は五つ目を決めるのに手間取るかしらん?